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西に八代海(不知火海)、東に九州山地が広がり、日本三大渓流の1つである球磨川が流れる熊本県八代市。その雄大な自然が育んだ大地の恵みと海の幸をふんだんに使った中国料理を提供している「謙張」は、ランチやディナータイム、そして週末にもなると多くのお客様で賑わっています。
そんな創業30年を越える謙張の人気メニューについて2代目の松永大陽さんに伺うと「ウチの料理のおいしさは食べてみればわかりますけん」とにっこり。すると、スタッフの皆さんが出来立ての料理を運んでくださり、開転テーブルに色とりどりのお皿が並べられました。
ご用意いただいたのは謙張自慢の6品。八代の老舗中国料理店の味、いただきます!
松永さん:魚介類は定番のエビ、イカのほかにカニ爪とカキを入れています。それから大きな特徴は麺。ちゃんぽんの本場・長崎では麺に特有の香りが付いているのですが、熊本人の口にはちょっと合わなかったようなんです。そこで父は研究を重ねてたどり着いたのがこの特製麺。長崎とは違った味わいを楽しんでいただけると思います。
松永さん:ありがとうございます。では続いて「鶏の唐揚げ(税込1,210円)」。これもウチの人気商品なんですよ。サイズはパソコンのマウスくらいあるので、初めて注文された方はびっくりされますね。骨付きと骨なしがあるのですが、今回は骨なしをご用意しました。
松永さん:では、ビールにあう料理をもう一品。餃子職人の祖父が30年くらい手作りしている自家製の「ギョーザ」(税込650円)です。餡は肥後あそび豚のミンチにニラ、タマネギ、キャベツ、ニンニクを混ぜたもの。毎日200~300個ほどを真心こめて手包みしている評判の高い料理なんですよ。
松永さん:ギョーザと唐揚げがセットになった「餃子唐揚定食」(税込1,265円)は学生さんなんかに大人気ですね。
松永さん:スーパイコ独特のクセをなくし食べやすくするためにやっているのが酢抜き。酸味を抜くことでツーンとした酸っぱさがまろやかになり、お子さまでもおいしく食べていただけるんです。酢抜きの作業は手間がかかりますが、美味しい料理をたくさん食べてもらいたいので手を抜かずにやっています。
松永さん:せっかくなので、四川飯店(故・陳建一さんが2代目オーナーシェフを務める中華の名店)で腕を磨いてきた大藤シェフが作る麻婆豆腐(税込990円)も食べてみませんか?これまで召し上がっていただいた謙張の料理はあっさりしたものが多かったと思いますが、この麻婆豆腐は本格的な四川料理の味付けになっています。
松永さん:まさに麻辣(マーラー)ですよね。香りの正体は乾燥させて一番うまいとこだけを取り出した粒山椒。僕も四川飯店の麻婆豆腐を初めて食べた時は衝撃を受けました。一口で汗をかくほど辛いのにまた食べたくなる。謙張の新たな名物料理として、地域の皆さんにもぜひ味わってほしいと思っています。
いかがだったでしょうか。今回紹介した料理以外にも、一品料理、麺類、ご飯もの、点心と豊富なメニューを提供している「謙張」。単品料理以外にも定食やリーズナブルな日替わりランチ(平日・土曜限定)、季節のセット、レディースセットを設け、リーズナブルな金額でお客様も味覚を楽しませています。
また、大人数での宴会や仕出し、鉢盛(オードブル)、お弁当の注文も可能。美味しさはもちろん、お客様ファーストの誠実なサービスと対応をしてくれる「謙張」だからこそ、地域の皆さんは安心してさまざまなシーンで活用しているのです。八代市民が愛してやまない老舗中国料理店。ぜひ一度、たくさん食べられる美味しい料理を味わってみてくださいね。
※ちなみに、「謙張」ではグランドメニューのテイクアウトも可能。今回の取材で食べきれなかった料理はしっかりと持ち帰り用に包んでいただき、自宅で家族と舌鼓。本当においしかったです!ごちそうさまでした。
取材・執筆/Komori Daigo
熊本県八代市横手町1680-2 ( Google MAP )
営業時間:
11:00~22:00(ランチ/11:00~15:00)
TEL: 0965-35-0575