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暮しを楽しむの手帖
ロムカフェ#1 大村でハワイのゆったりした時間を。母の愛で生まれた小さなカフェ

長崎県大村市にある鮮やかなブルーグリーンの外観が印象的なカフェ「Rom cafe(ロムカフェ)」。濃い木目調の扉を開けて店内に入ると、ウッディーで落ち着いた雰囲気が流れています。「いらっしゃいませ~」と笑顔で声をかけてくださったのはオーナーの原口雅子さん。テキパキと注文を調理していく後ろ姿とカウンター越しにお客様に話しかける様子を見ていると原口さんの明るく気さくな人柄を伺い知ることができます。

原口さんが大上戸川に近い杭出津の住宅地にカフェを構えたのは2015年。以来、ハワイアンなランチとスイーツで地域の人々の味覚を楽しませています。こんな素敵なお店をやろうと決意したきっかけは何だったのか。原口さんに当時のことを伺うと、母親の愛の強さを感じるエピソードを聞くことができました。

母親として子どものために選んだカフェオーナーの道

ロムカフェのコンセプトを教えてください。

原口さん:コンセプトは南国の緩いハワイアンカフェ。海の音が聞こえるようなハワイの雰囲気のお店にしたかったんです。

リラックスしてのんびりした時間を過ごすことができる場所だと思います。

原口さん:ありがとうございます。実は、飲食店をやろうと思い始めた時はカフェではなく喫茶店にしようと考えていました。でも、カフェの方が若者からご年配の方まで幅広い年齢層の方に来ていただけるんじゃないかなと思ったんです。

お店をオープンする前はどんなお仕事をされていたのですか?

原口さん:元々、東京で保育士として働いていました。出産して復職しようと思っていたら待機児童の問題で子どもを保育園に預けることができなかったんです。その後、離婚し大村へUターンし保育士として勤務。しかし、息子の病気のこともあり時間に融通のつく仕事へ転職しました。

そこから「自分でカフェをつくろう!」と決意されたわけですが、飲食業界の経験がない中でのスタートに不安などはありませんでしたか。

原口さん:当時は勢いで突っ走った感じでした。普通は1年くらい構想を練って準備するものだと思いますが、私の場合、カフェをやろうと決めてオープンするまでの期間が半年くらい(笑)。店内のテーブルや椅子は廃材を集めて仲間と一緒に作ったものがほとんどなんですよ。

お手製インテリアが今でも現役というのはすごい。

原口さん:ちなみに、ロムカフェのロム(ROM)は私と息子たちの名前の頭文字を並べたものなんですよ。オープン当時は二人とも小さかったので、新しくできる店を「自分たちの家が1つ増える」みたいな感覚で嬉しがっていました。

カフェオーナーと母親。2足のわらじでお店も息子さんも育ててこられたわけですね。

原口さん:お客様、友人、家族、スタッフ。たくさんの人たちが支えてくださったからこそカフェオーナーとしても母親としてもやってこられたと思います。大変なこともありますが、これからも感謝の気持ちを忘れずにお客様がのんびりくつろげるハワイアンカフェとして頑張っていきたいですね。

「私、ハワイの空が好き、ハワイの海が好きって言ってるんですけど、実は一度も行ったことがないんですよ」と笑いながら話す原口さん。ロムカフェの雰囲気や南国らしい料理からは原口さんのハワイ愛が伝わってくるようです。

10代の学生からご年配の方まで性別問わず、さまざまなお客様が訪れているロムカフェ。ドリンクを飲みながら1人でゆっくりと過ごしたい方やSNS映えするおいしいデザートを食べたい方、モチコチキンやロコモコ丼などおいしいハワイ風ランチを味わいたい方におすすめですよ。

取材・執筆/Komori Daigo

INFORMATION
Rom cafe(ロムカフェ)

長崎県大村市杭出津2丁目697−4 ( Google MAP

営業時間:

月~金/11:00~18:00、土/12:00~18:00(日曜定休)

TEL: 0957-51-5794