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暮しを楽しむの手帖
re:birth#3 ヘアケアマイスター歴10年。「髪のお医者さん」の第一人者としての想い

皆さんは「ヘアケアマイスター」という資格を知っていますか?「ヘアケア知識が豊富でお客様の毛髪診断が正しくできそれに対する処置・アドバイスが的確にできる」と認められた美容業界における名誉ある称号です。

そんなヘアケアマイスターの資格を持っているのが、諫早市の隠れ家的プライベートサロン「haircare&relaxes re:birth」のオーナーを務める永野裕也さん。2012年に初めて実施された最終試験「ヘアケアマイスター2次」に合格して以来、10年以上にわたりケアリストの第一人者として活躍なさってきました。そんな永野さんにケアリストのことについていろいろと教えていただきます。

ケアリストだからこそ、お客様の「好き」に共感したい

ヘアケアマイスターとはどんな資格なのですか?

永野さん:お客様の髪の悩みに真摯に向き合えるように、ヘアケアの仕方やその人に合ったヘアケアアイテムのアドバイスを適切に行える認定資格です。いわば、髪のお医者さん的なスーパーアドバイザーと言えるでしょうか。

資格を取ろうと思った理由を教えてください。

永野さん:10年ほど前、私はまだアシスタントで主な業務はシャンプーやカラー・パーマの補助でした。まだカットできない立場だったのですが、何か自分もお客様のためにできる武器を持ちたいな、と思ったのがきっかけですね。元々、オタク気質というか突き詰めていくことが好きなのでマニアックな知識を学ぶことは楽しかったです。

永野さんはヘアケアマイスターという資格が誕生して、1回目の認定試験をパスして資格を取得されたそうですね。

永野さん:そうなんです。ヘアケアマイスターの資格を得るには4段階の試験があるのですが、最終試験が初開催(2012年)されたときに合格することができました。仕事をしながらテキストで必死に勉強していたので受かった時は本当に嬉しかった。当時は全国で50名程度だった「ケアリスト」という肩書に“箔が付いたなぁ”と思うと同時に、専門知識を活かしてお客様に貢献するという使命に燃えていましたね。

資格取得後、ケアリストとしての知識を活かしてお客様へアドバイスをなさってきた永野さん。お客様のお悩みをヒアリングするうえで大切になさっていることはなんでしょうか?

永野さん:お客様の思う「かわいい」「素敵」「好き」という感覚を共有するということですね。そこにお客様の個性が表れていますし、そこを引き出したいなと考えています。

その人の「好き」を大切にしたい。そのお答えが永野さんのやさしさや前向きな気持ちの表れだなぁと感じます。

永野さん:ありがとうございます。施術の中で私が大事にしているのは髪色。ヘアカラー、デザインカラー、ハイライトカラー・・・。ツヤ感や透明感をつくることで「髪を綺麗に見せたい」というお客様の想いに応えたいと思いながら施術しています。

Instagramでも、いろいろなカラーを紹介なさっていますよね。

永野さん:それから個人的にショートヘアも好きなんですよ。長い髪をなびかせたりアレンジしたりするロングヘアも良いのですが、ショートヘアは骨格や髪質などその方の個性がすごく出る。ロングの髪を切らせていただくこともあるのですが、印象がガラリと変わった自分を見てお客様の目がキラキラしているのを見ると嬉しくなりますね。

少し照れたように「だいぶ前のものですけど・・・」といいながら掲示されている「ヘアケアマイスター認定証」の紹介してくださる永野オーナー。店内の目立たない場所にさりげなく掛けてある額を見ていると、資格を取得して満足することなくケアリストとしてお客様の悩みに寄り沿ってきた永野さんの積み重ねた実績と確かな自信を感じました。

※取材・執筆/Komori Daigo

INFORMATION
haircare&relaxes re:birth

長崎県諫早市東本町6-7 浜久ビル103号

営業時間:

10:00~19:00(定休:毎週月・第3火)

TEL: 0957-35-1850