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暮しを楽しむの手帖
米家#3 代表のオススメおにぎりを実食してみた。

地元でとれた自家製米を多良山系の天然水で炊き上げる・・・。そんな贅沢なお米を使った手作りおにぎりを提供しているのが、諫早市役所の裏手にあるおにぎり専門店「米家(こめのいえ)」です。

お店のドアをくぐると飛び込んでくるのはカウンターにところ狭しと並べられた多種多様なおにぎりたち。すでに50種類以上のレシピがあるというコンビニ顔負けのメニューについて、代表であり握り手でもある柿田さんにお話を伺いました。

混ぜ込みのとり飯、パンダのような塩むすび・・・。こだわりのおにぎりがズラリ。

おにぎりは何種類くらいあるのでしょうか。

柿田さん:メニューは50~60種類くらいあって、その中の10~15種類くらいを週替わりで出しています。炊き込み・混ぜ込み以外のおにぎりは白米と雑穀米を用意。平日はスープもあります。

数あるメニューの中で本野町の柳谷地区で受け継がれている郷土料理が「とり飯」だそうですね。

柿田さん:そうなんです。とり飯、というと炊き込みご飯を想像される方が多いと思うのですが、柳谷地区は混ぜ込みとり飯。コリコリした鶏肉とゴボウ、人参、椎茸を島原の醤油で炒めてしっかり味付けしたものをあつあつご飯に混ぜて作るんですよ。

画像はInstagramより
パッと見た感じは炊き込みに見えますが、具材を混ぜ込んでいるんですね。では、そんな米家の「とり飯」をいただいてみたいと思います。
(もぐもぐ)・・・醤油の風味が強いかと思っていたのですが、やさしい甘みがあってあっさりしていますね。

柿田さん:すごく食べやすいでしょう?これだけ買いに来るお客様もいらっしゃるんですよ。

おにぎりの握り方もふんわりしていて食べやすいですね。

柿田さん:口に入れた瞬間にボロボロするのではなく、しっかりしているけどつぶれていない。そういう食感がでるように握り方にはこだわっているんです。

このおにぎりの握り方は才能ですよ・・・。

柿田さん:ありがとうございます。お米が大好きなので、おいしいおにぎりを食べられるように握っていたらいつの間にかできるようになっていました(笑)。

そんな握りの達人・柿田さんがつくる米家のメニューの中で人気のものはなんでしょうか。

柿田さん:やっぱりパンダ飯ですね。そもそもご飯がおいしいので一番は塩むすびを食べてほしかったんです。そこでどうやったら選んでもらえるかなと考えた時に海苔でパンダみたいにしたらかわいいって手に取ってもらえるんじゃないかと思って。家族連れのお客様は大体選んでくれますね。

画像はInstagramより
これはかわいいし、子どもが食べたくなるのもわかりますね。塩にもこだわりがあったりするんですか?

柿田さん:塩は市販のものなんです。オープンする前にいわゆる「こだわりの塩」を何種類か試したんですが、お米の味を邪魔してしまう。おにぎりはお米が主役で塩はあくまでも脇役。そのバランスが一番よかったのがいわゆる普通の塩でした。

柿田さんがおいしいと思うものを提供したい、という想いが伝わってきます。では、ほかにオススメのおにぎりってありますか?

柿田さん:そうですね。島原の醤油をたっぷりつかった「焼きおにぎり」、季節限定ですが「まりぃごーるど」はたまごかけごはんのような味わいでオススメですね。せっかくなので、食べていってください。

画像はInstagramより

そう言って焼きおにぎりとまりぃごーるどを用意してくれた柿田さん。焼きおにぎりはたっぷり醤油を使っているのに優しい風味で食べやすく、まりぃごーるどは自家製韓国のりと卵黄のハーモニーに大葉が良いアクセントになっていて本当においしい。語彙力をなくした記者は「これ何個でも食べられちゃいますよ」とぺろりと平らげてしまいました。

米家のメニューが気になる方は公式Instagramや公式サイトの「今週のおしながき」をぜひご覧ください。次回は2022年6月に1周年を迎え、2年目に入った「米家」の手ごたえとこれからの展望についてお話を伺っていきます。

※取材・執筆/Komori Daigo

INFORMATION
おにぎり専門店 米家

長崎県諫早市東小路町5-6 ( Google MAP

営業時間:

月~木7:00〜17:00、日・祝9:00〜15:00(定休:金・土)

TEL: 090-8623-4143

URL:https://komenoie.official.ec/