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諫早市で「食する事の楽しさ」をモットーにカジュアルな洋食を提供している「レストラン羅甸」。昭和の喫茶店ブームの最中である1974年にオープンした老舗ながら、可能な限り地産地消にこだわったシェフ自慢の料理の数々を手軽に味わえると半世紀近く経った今でも多くのお客様が足を運んでいます。
そんなレストラン羅甸で味わいたい一品と言えば「トルコライス」。なんと6割以上のお客様が注文しているという看板メニューです。今回はそんなトルコライスメニューの中から「ラテントルコライス」を実食!昭和、平成、令和・・・と3つの時代に渡って愛されてきた老舗洋食レストランの一番人気トルコライスを食レポしていきますよ♪
隈部さん:乗っているのはロースカツ、パスタ、ピラフ、エビフライ、サラダ。基本はデミグラスソースですが、お好みで特製カレーソースや大根おろしポン酢ソースに変更が可能です。せっかくなので温かいうちに召し上がってください。
隈部さん:新鮮なブロック肉を厚めに切り分けて手作業で衣付けしています。ソースも全て店内で手作り。お客様からはよく「大きさもおいしさもトンカツ専門店に遜色ないね」というお褒めの言葉をいただいているんですよ。
隈部さん:ピラフには専用にふっくらと炊き上げたサフランライスを使用。かなりボリューム感のあるひと皿なのですが、全体のバランスと味付けがちょうど良いのか、意外と皆さんペロリと平らげちゃうんですよ。
隈部さん:当店のトルコライスには他にもいろんな種類があるんですよ。ちょっと少なめの「レディーストルコライス」、海の幸をトマトソースで濃厚に煮込んだ「シーフードトルコ」に「ハンバーグトルコ」、「ステーキトルコ和風ソース」、「焼肉トルコ」。どれもシェフが腕によりをかけて調理していますので、お好みのものを選んでいただけたらと思います。
隈部さん:元々、この店は1978年に喫茶店としてオープンしました。当時は昭和の喫茶店ブームの最盛期でサイフォンが人気だったこともあり、羅甸でも開業からずっとサイフォン式でコーヒーを淹れてきたんです。最近はドリップでの抽出が主流となっていますが、ウチは変わらずサイフォンを続けていきたいと考えていますね。
隈部さん:1つは温度。サイフォン式では蒸気圧を利用してお湯を移動させることで、コーヒー粉を沸騰する一歩手前のお湯に浸してじっくりと抽出します。布フィルターでろ過するのでオイル分が残りやすく、コーヒー本来の味を楽しんでいただけるんですよ。それでは淹れていきますね。
隈部さん:サイフォンはコーヒーの味が出やすい反面、抽出時間の見極めや丁寧な撹拌など作業はデリケート。雑味が出ないように淹れる時はものすごく集中しているんですよ。そして、抽出したあとのロートに残るコーヒー粉がドーム型になるのが美味しいサイフォン式コーヒーの証です。
隈部さん:できあがりのアロマは香り高く、適温になるとまろやかな口当たりになるという香味の変化もサイフォンで淹れたコーヒーの特徴。ショーケースの中にご用意したスイーツと一緒に楽しめるケーキセットもありますので、ぜひ創業から続く羅甸のサイフォン式コーヒーを味わっていただけたらと思います。
今回はレストラン「トルコライス」とこだわりの「サイフォン式コーヒー」の食レポをお届けしました。
トルコライスとサイフォン式コーヒーを実際にいただいて感じたのは、一品一品にかける調理や抽出の丁寧さ。諫早インター近くという飲食店の激戦区で半世紀近く支持されてきた理由を感じることができました。お値段以上のワクワク感とおいしい幸せを味わえるので、初めての方はぜひ羅甸の看板メニューを注文してみてくださいね。
そうそう、サイフォンで淹れるコーヒーはドリンクメニューからのご注文でのみ提供なさっているとのこと。週替わりランチのセットでコーヒーをチョイスされた場合は、コーヒーメーカーで抽出したものになりますのでご注意ください。
取材・執筆/Komori Daigo
長崎県諫早市貝津町1659−1 ( Google MAP )
営業時間:
11:00~21:30(第1月曜定休)
※平日15:00~17:00は休業
TEL: 0957-26-4713