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暮しを楽しむの手帖
ドナルドドーナツ#1 ふわふわ食感&映えデコで人気急上昇!国道57号線沿いの行列ができるドーナツ専門店

2023年10月、諫早市郊外の国道57号沿いに1軒のドーナツ専門店が誕生しました。それが「ドナルドドーナツ」。天然酵母で長時間発酵させた生地を高温でサッと揚げることによって生み出されるふわふわ食感が話題となり、市内外からお客様が訪れる人気となっています。

「コンセプトは子どもたちがワクワクするようなドーナツ屋さん。ドナルドくんというキャラクターを作ったり、外観やロゴをポップで可愛らしい感じにしたり・・・。一目で印象に残る国道57号線沿いのアイコニックなお店にしようと考えました」

そう教えてくださったのはマネージャーを務める田川眞理さん。事業立ち上げから関わり現在は責任者として店舗を運営している田川さんに、諫早でドーナツ専門店をオープンした経緯を伺いました。

アンティーク製品をリメイクした世界に一つだけのショーケース。そこに並ぶカラフルなドーナツとの対比も面白い

ドーナツ専門店をやろうと考えたきっかけはなんだったのでしょうか。

田川さん:もともと、私は諫早市内の定食と弁当のお店で働いていたんです。ある日、オーナーからスタッフに「何か新しい事業をやろうと考えているから、やりたいことや良いアイデアがあったら教えて欲しい」という話が合って。そこで私が提案したのがドーナツ専門店でした。

田川さんが発案者だったんですね。でもなぜ数多あるスイーツの中からドーナツを?

田川さん:実は小学生になる娘たちの将来の夢がドーナツ屋で、以前から自宅で一緒にドーナツづくりをしていたんです。楽しそうに調理する姿、できあがったドーナツを嬉しそうにほおばる表情。事業案を考えていると、そんな娘の笑顔がふと浮かんできて、子どもたちがワクワクするようなドーナツのお店をやったらいいんじゃないかなと思ったんです。

えー、素敵!ドナルドドーナツをやると決まった時、お嬢さんたちはどんな反応でしたか?

田川さん:めちゃくちゃ喜んでいました。ドーナツ専門店が事業として採用されてからは様々な準備が必要だったのですが、学校が休みの日になると姉妹で店舗の掃除に来てくれたり、ドーナツのアイデアを出してくれたり・・・。今でも一番応援してくれている心強い味方です。

では続いて、お客様をお迎えする上で大事な店構えでこだわった部分をお教えください。

田川さん:外観やドーナツの見た目がポップな感じなので、店内はアンティークのインテリアで揃えました。特にこだわったのは商品を陳列するショーケース。これは100年以上前に製作されたという窓枠をリメイクしていただいたものなんですよ。

上品さとかわいらしさを併せ持つアンティーク。この中にドーナツを陳列することで、よりカラフルさを引き立てているように感じます。

田川さん:でしょう?窓枠の販売とリメイクをしてくださったのは岡山にあるアンティークショップなのですが「ドナルドドーナツのイメージに合うように加工したい」とわざわざ足を運んでくださいました。なので、本当にお気に入りなんです。

まさに世界にひとつだけのショーケース。

田川さん:天然酵母を使った自慢のドーナツ、お店の世界観に引き込むアンティークのインテリア。そういった雰囲気を支えるのはやっぱり接客。諫早にたくさんあるドーナツ店やスイーツ店の中からドナルドドーナツを選んでいただいたお客様が気持ちよくお買い物いただけるよう、これからも笑顔第一で頑張っていきたいと思います。

娘たちの将来の夢がドーナツ屋さんじゃなかったらドナルドドーナツはなかったかもしれないですね、と笑う田川さん。手探り状態ながらマネージャーを中心にしっかりと準備を重ねた結果、今では諫早を代表する人気のドーナツ専門店へと成長しました。

「最初はお客様に来ていただけるのか、不安な部分も大きかったのですが、予想よりもはるかに上回るお客様に来ていただいてビックリ。ドナルドドーナツを気に入ってリピートしてくださるお客様やSNSで紹介してくださる方もいて本当にありがたかったですね」

次回はドナルドドーナツの商品づくりをフィーチャー。諫早っ子はもちろん、市外・県外からの観光客の心をつかんで離さない美味しさの秘密に迫ります。お楽しみに!

取材・執筆/Komori Daigo

INFORMATION
Donald doughnut(ドナルドドーナツ)

長崎県諫早市長野町1477−2 ( Google MAP

営業時間:

12:00~16:00(月曜定休)※売り切れ次第閉店

TEL: 0957-42-4328