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七輪で焼いた国産牛と長崎県産の旬の魚介類が人気の焼肉居酒屋「肉のすけ諫早駅前店」。スーツを着たサラリーマンや若者グループ、ファミリー層など幅広い年齢層のお客様で賑わう店舗を中心となって切り盛りしているのが店長の松本凛士さんです。
諫早で生まれ育ち、学生時代には野球に打ち込んでいたという松本さん。高校卒業後に飛び込んだ飲食業界でアルバイトとして働くうちに面白さに興味を持つように。正社員になった後は広島県の店舗で4年間の経験を積み、現在は郷里の人気店を任されています。
松本さんの人柄に惹かれてお店に通う常連客も多いという肉のすけ諫早駅前店。今回は飲食業界ひと筋の若き店長の想いを紐解いていきたいと思います。
松本さん:お客様の「ありがとう」「美味しかったよ」という言葉ですね。居酒屋には地域で暮らすさまざま年代・職業の方々がいらっしゃいます。そういった方々とコミュニケーションが図れるのもこの仕事の醍醐味。また、努力やアイデアによる成果が目に見えるので、次も頑張ろうというモチベーションにつながるもの私に合っているのかなと思います。
松本さん:スタッフが笑顔で楽しく働けること。居酒屋なのでスタッフは20代の若者が中心なのですが、私が教えているのは接客の楽しさと最低限の礼儀・言葉遣いだけ。お酒が入る居酒屋だからこそマニュアルで縛るのではなく、若者らしい元気の良さとフランクさ、そしてお客様への気配りを発揮してもらうことで、この店の魅力が伝わるのではないかと考えています。
松本さん:こういった考え方をするようになったのは20代の頃に配属された広島の居酒屋での経験が大きいんです。ご存知の通り、広島は街全体がプロ野球のカープ一色。その店ではユニフォームを着て仕事をしていましたし、試合がある日はテレビでカープの試合を流していて。私自身、高校まで野球をやっていたのでお客様とお話しするのがすごく楽しかったのを覚えています。
松本さん:実は、高校時代の同級生がカープにいるんですよ。ピッチャーの大瀬良大地なんですけど。私が広島にいた期間はちょうどカープが3連覇しためちゃくちゃ強かった頃。彼が投げている試合を見ながらお客様に「大瀬良とチームメイトだったんですよ」と話すとものすごい食いつきが良くて、話題の鉄板ネタになっていましたね。
松本さん:生まれ育った街の居酒屋で店長を任されたからには自分の経験を店にしっかりと還元したい。そんな想いで日々職務に臨んできました。お客様に喜んでいただけることは何か、スタッフが働きやすい環境を作れているか・・・。おかげさまで今でもたくさんの方に足を運んでいただいています。
松本さん:大切なのは、お客様と真摯に向き合いWin-Winの関係を築いていくこと。1日1日の努力の積み重ねの結果が5年、10年経っても愛されるお店なのだと思います。地域の方々にとってこの店が元気に笑顔で営業していることは当たり前。そんな場所になっていけたら嬉しいですね。
午後5時。オープンした肉のすけ諫早駅前店を訪れると「いらっしゃいませ~!」とスタッフの皆さんがお出迎え。若者らしいハツラツとした笑顔、ちょうど良い距離感のコミュニケーション、そして楽しそうにテキパキと働く姿に、少し元気を分けてもらえるような感覚になります。
「はじめから接客が好きというスタッフは少ないんですよ。でもウチで働くうちにだんだんと自信を持てるようになってくる。お客様から『元気なだけじゃなくて、さりげない気遣いもできている。すごく教育が行き届いている店ですね』とお褒めの言葉をいただいた時は本当に嬉しかったです」
美味しい料理にスタッフの素敵な笑顔。完全個室の焼肉居酒屋「肉のすけ諫早駅前店」で、あなたも大切な人たちとゆったりと幸せな時間を過ごしてみませんか?
取材・執筆/Komori Daigo
長崎県諫早市永昌東町9-7 ( Google MAP )
営業時間:
17:00~23:30(テイクアウトは21:00まで)
TEL: 0957-47-6439