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暮しを楽しむの手帖
カフェサパン#1 ゆったり過ごせる開放的でナチュラルな空間。日差しの柔らかな春や秋には中庭のあるテラス席もGood!

諫早市の中心市街地と中南部に位置する有喜エリアを結ぶ県道55号線。その沿線にあたたかみのある雰囲気が特徴のカフェがあります。「カフェサパン」。2019年にオープンしたこのお店は、地域の人々がゆっくりと過ごす憩いの場となっています。

ギフトショップ「プレゼントハウスもみの木」に併設しているカフェサパン。ギフトを探しに来た人がカフェで休憩をとったり、カフェで食事をした人がギフトショップで手土産を探したりと2つの施設が相乗効果を生み出し、郊外の立地ながら幅広い年齢層の方が足を運んでいます。

そんなカフェサパンについて(株)もみの木飲食部門係長の太田勝也さんにインタビュー。木目・白・緑を基調としたナチュラルな空間と思わずカメラに納めたくなる映えスイーツで、たびたび地元情報誌に掲載されている人気店の魅力を紐解いていきますよ♪

多くの人にとってSNSが情報源だからこそ、100%の見た目にこだわる

今年(2024年)はオープンして5周年を迎えられます。普段の客層はどういった方が多いのでしょうか。

太田さん:平日のランチタイムに多いのは3、40代以降の女性グループ。食後にゆっくりとお話に花を咲かせていらっしゃいます。休日はお子様連れのファミリーやカップルのご来店も。市街地から離れた立地なので学生さんよりは働き盛りの世代やご年配の方が多い印象ですね。

木目のインテリアが生み出すナチュラルな店内。開放感のある全面ガラスウォールからは柔らかな外光が入ってきて素敵な雰囲気ですよね。

太田さん:テラス席のある中庭には気持ちのいい深めの人工芝を敷いているので、晴れた日にはお子様が遊ぶ姿も見られるんですよ。店舗と同じくらい広い中庭なので親御さんも安心。また、ガラス戸はフルオープンできるので、過ごしやすい春や秋には解放感があっていいとご好評をいただいています。

そんな過ごしやすい空間と並んでカフェサパンの特徴となっているのが、思わず写真を撮りたくなってしまう映えメニューの数々です。

太田さん:飲食店である以上、美味しさや食材にこだわるのは当たり前。その上で、最も大切にしているのが料理の見た目です。Instagramでメニューの写真を投稿しており、その写真と同じ見た目、同じ盛り付けになるように心がけています。

そこまで見た目を重視している理由はなんでしょうか。

太田さん:多くの人にとってSNSは大きな情報源。投稿された画像を見て来店なさるお客様も多くいらっしゃいます。その方たちにとって一番重要なのは見た目。SNSで見たものと実際に頼んでテーブルに運ばれてきたものが明らかに違えば、満足度の低下につながってしまうんです。

確かにSNSと実物が違うという現象はよくあります。期待値が高い分、どうしても残念な気持ちになってしまうんですよね・・・。

太田さん:だからこそ、スタッフには「時間がかかっても100%きれいな商品がきたら喜ばれるよ」と伝えて、どれだけ忙しくても調理・盛り付けを丁寧にするようにしてきました。今ではスタッフの方が見た目に気を配っていて、仕入れたフルーツがそのまま使えるか判断してくれる。本当に頼もしい限りです。

太田さんはオープン当初から責任者としてお店に入られています。カフェサパンの雰囲気づくりで大切にしていることを教えてください。

太田さん:従業員には「お客様からご要望があれば私に相談してね」と伝えています。比較的若い子が多いのでマニュアル頼みになりがちだったり、ファミリー層やご年配のお客様とのギャップが生じたりするんです。そのあたりを工夫してお客様もスタッフも気持ちよくいられる場所にすることが私の役目かなと思っています。

取材・執筆/Komori Daigo

INFORMATION
Café SAPIN(カフェサパン)

長崎県諫早市川床町174-2 ( Google MAP

営業時間:

11:00~19:00(l.o.18:30/ランチタイム11:00~14:00まで)
※水曜定休

TEL: 080-6615-3248

URL:http://mominoki-g.com/