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暮しを楽しむの手帖
BASE café#1 人が集まる拠点にしたい。若き代表がカフェに込めた想いとは

諫早市役所の近く、アエル栄町通りに面した商業施設・アエルイースト。
農産物直売所やコンビニ、100円ショップ、お菓子屋さんが入居する館内の一角にあるオシャレなカフェが「BASE café」です。

ランチタイムやカフェタイムになると多くのお客さんが訪れる同店を経営しているのは、
37歳という若さで代表を務めている陣野真理(じんの・しんり)さん。
今回は陣野さんにBASE caféに込めた想いについてお話を伺っていきます。

コンセプトは2つのBASE。「人が集まる基地」と「体を基礎から整える」

陣野さんが諫早でBASE caféをオープンしよう、と思った理由をお聞かせください。

陣野さん:私の両親は1981年に諫早で「トミーズ」というハンバーガー&クレープショップをオープンしました。当時は珍しいファーストフード店だったのですが、ありがたいことに地元の皆さんに愛され創業40年を超えています。私は大学進学で一度福岡へ出たのですが、卒業後に家業を継ぐために帰郷し、店舗運営に携わってきました。

ご両親のハンバーガー屋で飲食業界に携わってこられたのですね。

陣野さん:お店をやっている一方で、地域振興や商店街活性化の取り組みにもたくさん参加させていただきました。そういう活動をしている中で、商店街に人が集まれる場所があまりないな、ということを感じるようになったんです。そんな時にアエルイーストができるということで、人が集まれるカフェをやってみようと思ったのがきっかけですね。

人が集まれる場所、素敵ですね。そんなBASE caféのコンセプトは何でしょうか?

陣野さん:店舗名の“BASE”は「人が集まってくる“基地”」と「体を“基礎”から整える」という2つの意味を込めて名付けました。

「体を“基礎”から整える」とはどういうことでしょうか?

陣野さん:トミーズが手軽に食べられるファーストフード店だったこと、新しい店舗は体や健康に配慮したメニューを提供したいという想いがありました。近年は食における健康志向も高まっているのでニーズはあるんじゃないかなと。そこで、BASE caféではスパイスカレーや季節の野菜のサンドイッチなどをメニューに揃えています。

今年(2022年)10月でオープン3周年を迎えられました。振り返ってみていかがでしょうか。

陣野さん:そうですね。オープンが2019年の秋だったので、割とすぐ新型コロナの流行が始まりました。飲食業界全体がそうだと思うのですがコロナ禍での営業は結構大変でしたね。それでも少しずつファンもついて、カフェとしてはお客さんも入っている方だと思います。その時その時で大変な思いはあったのですが、それを乗り越えながらここまで順調にやってこられたのかなと思います。

オープンからの3年間を振り返りながら柔和な顔を見せてくれた陣野さん。諫早の商店街に人の集まる拠点を作りたいという想いを実現した若き代表の目には、これからも地域の活性化に取り組んでいきたいという決意が感じとれました。

次回は、BASE caféの看板メニューの1つ、スパイスカレーのこだわりや陣野さんのオススメメニューについてお話を伺っていきます。

※取材・執筆/Komori Daigo

INFORMATION
BASE café

長崎県諫早市栄町2-15 アエルイースト1F ( Google MAP

営業時間:

10:00~20:00

TEL: 0957-47-5210

URL:https://www.instagram.com/basecafe_isahaya/?hl=ja