BurgるBurg#4 「大村のハンバーグと言えばBurgるBurg」と言われるくらい、地域に愛される店にしていきたい

キャンプをイメージしたお洒落な店内で、熱々のスキレットに乗ったハンバーグを味わえるBurgるBurg。炭火で焼いた「牛肉本来の旨味を楽しめる国産牛100％のレアハンバーグ」と「ふんわり柔らかな食感と甘い肉汁がたまらない牛豚合い挽きのハンバーグ」をチョイスできるということで、今年（2023年）6月のオープン以来、地域の方々はもちろんメディアからも注目されているアツいお店です。

「大村はもちろん長崎県全体でもハンバーグ専門店が多くないので、とても興味を持っていただいているなと感じています。おかげさまで当店のインスタグラムやメディアでの紹介を見て来店される方がほとんど。ランチは女性のお客様の割合が多く、夜はご家族・ご友人・パートナーの方と一緒に食べに来る方が多い印象ですね」

そう手応えを語るのは代表の梶原達也さん。仕込みに調理、接客、新メニューの研究・開発と生活のほとんどをハンバーグのために費やす姿勢には、開店まもない店舗への愛情が感じられます。そこで今回はBurgるBurgオープンまでのマル秘エピソードや梶原さんが感じている課題、今後の展望をお伺いしていきたいと思います。

「悩みのタネ」と感じるほど、ハンバーグは奥深くおもしろい

オープンから約4ヶ月。印象に残っているエピソードを教えてください。

梶原さん：そうですね…。店内の改装をほとんど自分たちでDIYしたことでしょうか。3月に作業を始めて1ヶ月くらいで終わる予定だったのですが、自分たちでやるからこそ「ああしたい、こうしたい」って思いついちゃうんですよね（笑）。最終的には2ヶ月くらいかけてリノベーションを行いました。

いやいや、こんなアウトドア感のある内装を2ヶ月で作り上げるのはプロ顔負けですよ。

梶原さん：理想の店を自分たちの手で仕上げていくのは楽しくて、今はすごく愛着がわいています。ただ、時間がなかったので本当に大変だったんですよ。休み返上で作業して…。2ヶ月で20キロ痩せましたもん（笑）。

20キロ!?それだけで梶原さんのBurgるBurgにかける想いが伝わってきます。

梶原さん：あとはやっぱりハンバーグづくりの研究。どうやったらもっと美味しくなるか、お客様がもっと喜ぶメニューはないか。ハンバーグの奥深さがおもしろいと感じる反面、配合する部位の割合などどこまでも味わいを追求できるので、ある意味で「悩みのタネ」でもありますね。

梶原さんが日々試行錯誤なさっているからこそ、魅力的な新メニューが次々に生まれているんですね。

梶原さん：メニューはお客様のご要望を参考にしながら考案しています。営業中は開発・研究ができないので休憩時間や閉店後、定休日にも新メニューの研究を重ねてきました。オープン以降、新顔として加わったのは250gの牛100%バーグ、三種の罪深きチーズバーグ、デミグラスハンバーグ丼、柔らか牛ロースステーキなど。ぜひ、こちらも一度味わっていただけたら嬉しいです。

では最後に今後の展望を教えてください。

梶原さん：営業もある程度軌道に乗ってきたので、まずは夜の業態をお酒やハンバーグ以外のメニューも楽しめる居酒屋に変える。これは最初から予定していたことで、店内にバーカウンターを設置しているのはこのためなんですよ。それからテイクアウトメニューの充実。お弁当と単品メニューに加えて、今後は新鮮なパテを使ったハンバーガーを販売したいと考えています。

それはワクワクしますね！

梶原さん：居酒屋への転換は人員を確保できればやれる状態になっています。1つ課題だなと感じているのはPR。国道から店舗や看板が見えないので、まだまだBurgるBurgがあることを知らない方も多いんですよ。だから、現在の集客の要であるInstagram（https://www.instagram.com/burgruburg/）を充実させつつ、新たに始めた弁当の配達でも地元で働く方々へ周知していきたいですね。

最終的には「BurgるBurgのハンバーグ」を冷凍加工食品として開発し、地元のスーパーや飲食店に卸売したいと話す梶原代表。自らが汗を流してリノベーションし、日々、美味しいハンバーグという答えのない課題に向き合っているからこそ、将来の展望を語る言葉には熱が入ります。

「お客様に満足してもらえるように、料理のクオリティはもちろん、スタッフのおもてなしや雰囲気も大切にしていきたいと考えています。『大村にBurgるBurgあり』と言われるくらい、地域の方々に愛される店になったら最高。だからこそ、『美味しかった』と笑顔で帰ってもらえるよう丁寧な調理と接客を心がけていきたいです」

取材・執筆／Komori Daigo

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