BurgるBurg#2 スキレットで焼きつけて味わう極上のレアハンバーグ･･･。美味しさの秘密は牛の一頭買いだった!?

BurgるBurg

長崎県大村市にある炭火ハンバーグのお店「BurgるBurg（ばーぐるばーぐ）」。スキレットをモチーフにしたロゴがあしらわれた扉を開けると、アウトドアキャンプをイメージしたウッド調のおしゃれな空間が広がっています。

「元々は居抜き物件だったんですけど、ネットで調べながら自分たちでDIYをして改装しました。廃材を利用して床やテーブルを作ったり、セメントでレンガを壁に貼ったり･･･。広い店内を2ヶ月で完成させるのは大変でしたが、大胆なリノベーションのイメージが形になっていくのはワクワクしましたね」と、代表の梶原達也さんは準備期間を振り返ります。

そんなBurgるBurgのこだわりは内装だけではありません。最高のハンバーグを提供するために食材、調理方法、調理器具などもしっかりと吟味しています。そこで今回はBurgるBurgのハンバーグの美味しさの秘密に迫っていきたいと思いますよ。

最高のハンバーグだからこそ、お客様に最高の状態で食べていただきたい。

ハンバーグと言えばやっぱりお肉。BurgるBurgの看板メニューの1つに「牛100％バーグ」があるように、梶原さんの食材へのこだわりを感じます。

梶原さん：仕入れているのは全て国産。特に和牛は一頭買いをしています。

一頭買い!?

梶原さん：ミンチ肉は傷みやすいので、ウチは仕入れた肉を毎朝キッチンで挽いているんですよ。各部位に特徴があるので割合を調整して手ごねでパテに形成しているのですが、大村では部位ごとにランクを揃えて仕入れるのが難しい。一頭買いであれば味のクオリティを保ちつつ、コストも抑えられるというまさに一石二鳥なんです。

なるほど～。

梶原さん：新鮮な状態で保管がしやすい、というのも理由の1つ。牛100％バーグは内側の赤みが残っているミディアムレアの状態でお客様へお出しするので鮮度が大切なんです。自分たちでミンチにするという手間はかかりますが、安心安全な料理をリーズナブルな値段で提供できるのがウチの強みだと感じています。

炭火焼、というのもストロングポイントですね。

梶原さん：炭火で焼くことでハンバーグに香りを乗せるんです。形も元は丸かったのですが火の通りやすさを研究して今の俵型になりました。あとはスキレットで提供するのも1つのこだわり。牛100％バーグのほんのりレアな断面を熱したスキレットで焼き付けることによって、表面は香ばしく噛むたびにほのかに甘い肉のうまみを堪能していただけます。

デミグラスソースや玉ねぎソース、岩塩＆わさびなどさまざまなソース・薬味をチョイスできるのも嬉しいですね。

梶原さん：味の好みは十人十色。いろんなソースや薬味を用意することで好き・苦手・気分などで気軽にチョイスしていただけますし、何より選ぶのが楽しいじゃないですか。ソースや薬味は別の器で提供しますので、切ったハンバーグをディップするもよし、そのままかけて楽しむのよし。ハンバーグ1個につきソース1種を選べますので自由に組み合わせながら味わっていただけます。

各テーブルに「おいしい食べ方」がイラスト付きで紹介してあって、最高の状態で食べてほしいという梶原さんの想いが伝わってきます。

梶原さん：ありがとうございます。レアハンバーグになじみがない方も多いので、初めてご来店されたお客様にはメニューや食べ方を丁寧に説明するようにしているんですよ。スキレットで焼き付ける時のお客様のワクワクした表情、食べた後の「おいしい」という言葉に嬉しさがこみ上げてきますね。

一頭買いした牛肉を使用したレアハンバーグ「牛100％バーグ」や甘い肉汁があふれ出る定番の「牛豚MIXバーグ」をメインに、ステーキやハンバーグ丼、チーズバーグに唐揚げと多彩なメニューを用意しているBurgるBurg。自宅や職場でこだわりハンバーグを楽しめるテイクアウトメニューも人気です。

「構想段階からイートインもテイクアウトも両方できる店がいいなと思っていたんです。現在は3種類のお弁当と単品の牛豚MIXバーグと唐揚げ。実はテイクアウト用のハンバーグは少し調理法を変えていて、スキレットで蒸し焼きにしているんです。ランチを食べたお客様が晩御飯のおかずに注文なさることも多いんですよ」

牛豚MIXバーグ弁当、唐揚げ弁当、ハンバーグ＆唐揚げ弁当は店舗受け渡しだけでなく、配達も行っており地域の会社などのランチタイムを彩っています。「今後はハンバーガーなどテイクアウト専用メニューを増やしていきたいですね」と話す梶原代表。社会との繋がりから生み出される喜びを胸に、今日も旨いハンバーグを追求しています。

取材・執筆／Komori Daigo

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