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大村や近郊で採れた食材をふんだんに使用した、薪窯で焼き上げる本格的なナポリピッツァが味わえる大村のイタリア料理店「イル ロスパッチョ」。オーナーを務める傍ら自らも厨房に立つ富永望さんは「自分自身に嘘をつかず、自分が納得できた料理をお客様に提供すること」をモットーに日々、営業を行っています。
そんなピッツァイオーロ(ピザ職人)の富永さんが作り出す本場の味は、地元の方々はもちろん市外・県外から足を運ぶ方がいるほど人気。特にピザはミシュランプレート(2019年)や食べログ百名店(2023年)にも選出されており、食通からも高い評価を受けています。
そこで今回はイル ロスパッチョのフードメニューについて大調査!富永オーナーにナポリピッツァの特徴や人気メニューについて紹介していただきました♪
富永さん:ナポリピッツァの生地の材料は小麦粉・水・塩・イーストの4つ。道具を使わずに手で延ばし、薪窯で高温・短時間で焼き上げます。生地に厚みがあるので食感はふわふわモチモチ。縁にコルニチョーネ(ピザの耳)があるのも特徴ですね。
富永さん:よくご注文いただくのは「マルゲリータ」。トマトソース、モッツアレラチーズ、バジルのせたナポリピッツァの定番ですね。新鮮な地元の野菜をたっぷり使った菜園ピッツァ「オルトラーナ」もオススメ。大村で収穫された四季折々の野菜をお楽しみいただけます。
富永さん:これは、地元らしいピザを作りたい、という想いから生まれたメニュー。大村で手作りハムを製造している「土井ハム」の手作りスモークベーコンとコーンを贅沢に盛り付けた一品です。
富永さん:ありがとうございます。このピザを開発する時に考えていたのが「子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで幅広い年代の方が食べられること」と「持ち帰って温めなおしても美味しくすること」でした。たっぷりの具材でボリューム感をアップしつつ、ベーコンの塩分とコーンの甘味がマッチ。この店オリジナルの大村らしいピザとなっています。
富永さん:薪窯の遠赤外線で熱せられた食材は、外はパリっと香ばしく中はジューシーになるのが特徴。薪が燃える時に出る水分で蒸し焼きのような状態になるので、硬くなりにくくふわっとした焼き上がりになるんですよ。
富永さん:生パスタの良さはモチっとした食感。ソースが絡みやすいように少し太めのものを使用し、コシと弾力があるパスタを楽しんでいただけます。また、生パスタは乾麺に比べて茹で時間が短いこともチョイスした理由の1つ。お客様へ提供する時間をスピードアップしつつ、調整を重ねことでより美味しいパスタメニューとなりました。
富永さん:やっぱり海のある長崎なので魚介系のメニューは注目されますね。例えば、橘湾で穫れたカニや小長井産の牡蠣、戸石(長崎市)のハモ…。今は空芯菜やパプリカ、ズッキーニなど地域で収穫された夏野菜をふんだんに使った「豚スネ肉と夏野菜のトマトパスタ」を出しています。
富永さん:「ベーコンときのこのクリームパスタ」。ナポリっぽさはあまりないのですがソースがよく絡む太めの生パスタとクリームは相性抜群。ウチのメニューはピザもパスタも美味しいので、ぜひたくさんの方に味わっていただきたいですね。
いかがだったでしょうか。実はインタビューの後、富永さんオススメの「土井ハムのベーコンとコーン」を焼いていただきました。
まずは何といってもその見た目。膨らんだピザの耳と同じくらいの高さで盛り付けられたコーンとその下から顔をのぞかせている角切りベーコンのコントラストはインパクト大。焼きたてのピザの香ばしさとベーコンのジューシーな臭いが鼻孔をくすぐます。
食欲をかきたてられながらいざ実食。一切れを手に取って口に運ぶと、ベーコンの旨味とコーンの甘さが舌の上に広がります。薪窯で焼いたピザ生地はサクサク感とモチモチ感が両立していてGood!
ぜひ、あなたも大村の「イル ロスパッチョ」で美味しいイタリアンを食べながらゆったりした時間を過ごしてみませんか?
取材・執筆/Komori Daigo
長崎県大村市坂口町520-3 ( Google MAP )
営業時間:
営業時間:ランチ11:30~14:00、ディナー17:30~21:30(月曜定休/不定休あり)
TEL: 0957-52-5056