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古くからの湯治場として多様な人々を受け入れてきた雲仙温泉。観光スポットとして人気の地獄めぐりや温泉神社がある温泉街の中心地から10分ほど歩くと、エメラルドグリーンに輝く水面が美しい“おしどりの池”が広がっています。
その畔で20年以上に渡り営業を続けているリゾート旅館「東園」の魅力のひとつがロケーションを活かした眺望。特にお客様が最初に訪れるエントランスロビーでは、一対の屏風絵を思わせるような日本庭園が迎えてくれます。
1990年に開業した東園は今年(2024年)で34年目。10月から2代目代表として石田莉恵さんが就任なさるなど、新たな一歩を踏み出し始めました。そんな東園の特徴や歴史について石田代表にインタビュー。改めてその魅力に迫ってみたいと思います。
石田さん:コンセプトは「雲仙にたたずむ和のリゾート旅館」。ワンランク上の高級感の中、日常では味わえないような極上のひとときをお届けしています。個人・グループはもちろん、団体のお客様も大切にしていて、開業当時から社員旅行等でのご利用が多いのが特徴。来てよかったと感じていただけるような真心こめたおもてなしをさせていただいております。
石田さん:雲仙温泉の絶景スポットというと、地獄めぐりや仁田峠を思い浮かべる方も多いと思うのですが、当館から望むおしどりの池とそれを借景にした日本庭園も負けないくらい綺麗。建物の西側におしどりの池が広がっているので夕日できらきらと輝く水面は息を飲むほど美しいですよ。
石田さん:おしどりの池は千々石川沿いの棚田に水を供給するための灌漑用水。毎年、5月頃になるとぐっと水位が減るので「今年も田植えの時期が来たんだなぁ」と感じることができます。また、梅雨時期にはアジサイ、秋は紅葉に渡り鳥と季節によってさまざまな景色が見られるのもポイント。天気が悪くても山々に雲がかかった幻想的な風景を楽しむことができますよ。
石田さん:雲仙温泉と言えば乳白色の硫黄泉をイメージするかもしれませんが、東園の泉質は単純酸性温泉。肌への刺激が少ないので「すごく良いお湯だった」と好評いただいています。雲仙地獄からそれほど離れていないのに異なる泉質が楽しめる…。生きた大地がもたらしてくれる恵み、そして眼前に広がる眺望を楽しみながらご入浴いただければ幸いです。
石田さん:客室はどのお部屋でもおしどりの池の眺望を楽しんでいただけるのがポイント。また、ここ数年でいくつかのお部屋をリニューアルし、“自家源泉露天風呂付き客室”や“自家源泉半露天風呂付客室”など、よりラグジュアリー感のあるお部屋が加わり、お客様にはご好評いただいています。
石田さん:おしどりの池を望む絶景レストラン「on the lake」と雲仙の雲海をイメージした「in the cloud」ですね。どちらのレストランでも地元の新鮮な魚介類や旬の野菜をふんだんに使い、繊細に仕上げた懐石料理を提供しています。自然が育んだ滋味豊かな食材でこしらえる料理をご堪能ください。
石田さん:旅の目的はお客様によってさまざま。それぞれのニーズに細かく対応したプランを提供することで、安心して滞在していただけると考えています。また、東園では団体旅行・グループ旅行もご用意。社員旅行、ご宴会、会議などさまざまなご要望に対応しておりますので、公式サイトの団体プラン相談フォームよりお気軽にお問い合わせください。
石田さん:やっぱり雲仙温泉の名所「地獄巡り」と紅葉が美しい「仁田峠」でしょうか。ゴルフを嗜んでいらっしゃる方であれば日本最古のパブリックコースがある「雲仙ゴルフ場」。歴史を感じる「温泉神社」も人気ですね。そうそう、東園の前に広がる「おしどりの池」のウォーキングコースも森林浴を楽しめるので、体を動かすのが好きな方にはお勧めですよ。
「島原半島には自然・歴史・文化に触れることができる観光名所が充実しています。例えば、島原市には築城400年の歴史ある島原城や湧水が流れる街並み、小浜エリアには日本一長い足湯や美しいサンセット、南島原にはイルカウォッチングや天草の乱の舞台となった原城跡…。東園を拠点として利用しながら、長崎観光を楽しんでいただければ幸いです」
本記事では雲仙温泉のハイグレードな旅館「東園」の概要について紹介してきました。次回からは「温泉」「客室」「料理」「レストラン」「ウェディング」について、3回に分けて深堀していきたいと思います。より東園の魅力がわかる内容になっていますので、ぜひ、そちらもご覧ください。
取材・執筆/Komori Daigo
長崎県雲仙市小浜町雲仙181 ( Google MAP )
営業時間:
チェックイン15:00/チェックアウト10:00
TEL: 0957-73-2588