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2022年5月、雲仙市小浜町の海岸沿いにオープンしたカフェ「My points」。たくさんの観葉植物に彩られた店内でコーヒーコーディネーターの資格を持つオーナー・馬場絵里奈さんが注いだコーヒーと地元で採れた旬のフルーツを贅沢に使ったスイーツを味わうひとときは、お客様から“のんびり過ごせて心が癒される”と評判を呼んでいます。
ちょっと一息つける場所をコンセプトに生まれたMy pointsは今年(2023年)5月に1周年の節目を迎えました。そこで、馬場オーナーにオープンから今日までの手ごたえや印象に残っているエピソードをインタビュー。ラクダのデザインが特徴的なお店のロゴについてもお話を聞いちゃいましたよ。
馬場さん:いい出会いといいお付き合いがたくさんあった1年でした。楽しくてあっという間でしたが、無事にアニバーサリーを迎えることができてホッとしています。ありがたいことにご来店くださるお客様は皆さん素敵な方ばかりで、逆に私がパワーをいただくことも多いんですよ。
馬場さん:地域の方だと子どもたちからサラリーマン、ご年配の方まで幅広い年代の方がいらっしゃいます。あと、小浜は温泉地なので市外・県外からの観光客の方も多いですね。お客様が楽しそうにくつろいでいる姿を見ていると、「この店をやっててよかったな」と感じて幸せな気分になれるんです。
馬場さん:そうですね・・・。別々にご来店されたお客様がこの店で数十年ぶりの再会をされたことがありました。おふたりが久しぶりに会えたことを喜んでいらっしゃるのを見て、私もこの場に一緒に立ち会えたことにハッピーな気分になりました。
馬場さん:オープンした年に小学6年生だった子たちがいるんですけど、4月になって「中学生になりましたー」って報告に来てくれたんです。テーブルを囲みながら友達のこと、恋愛のことなんかを楽しそうに話していて、かわいいなぁー、青春だなーって。地域のご年配の方にはお野菜もらったりスイーツを食べに来てくれたり、すごくかわいがってもらっています。
馬場さん:そうですね。歩いている人は私たちひとりひとり、らくだはその人にとってのパートナーや家族を表現しています。人生は砂漠のようなものでつらいことや苦しいこともたくさんあるけれど、夜空に輝く星のように夢や希望、楽しみもある。だから、一緒に歩いて乗り越えていこうという想いでこのデザインを作りました。
馬場さん:My pointsはお客様にとって「砂漠の中の小さなオアシス」のように感じていただけたらと思っています。観葉植物や海を眺めながらゆったりくつろいで、ドリンクやスイーツで体にも心にも水分と栄養を補給して・・・。休憩したらまた砂漠を歩き出せるような一息つける場所になっていきたいですね。
馬場さん:これ、素敵でしょう?特に、この表情と色彩がいいんですよ。たまたま見つけて一目ぼれですぐに購入したんです。壁に飾ってみたらお店のイメージにぴったり。だから追加で買おうと思ってネットで探してみたら、1点ものなのか全然ないんですよ。だから、このタペストリーとの出会いも一期一会、私のMy pointsなのかなと感じています。
なにかとストレスを感じることの多い現代社会。人それぞれの悩みを抱えながら時間に追われる毎日の中、海の見えるカフェで馬場さんが注いだコーヒーを飲みながら過ごす時間は、心を整える“深呼吸”のようなものなのかもしれません。
「お客様がお帰りになるときはできるだけ『また明日楽しみましょうね』とお声かけるようにしています」
誰もががんばっていることを知っている。そんな女性オーナーが笑顔で迎えてくれる「Mypoints」で心と体に水分補給してみませんか?
取材・執筆/Komori Daigo
長崎県雲仙市小浜町北本町219 ワタナベテナントC ( Google MAP )
営業時間:
平日/10:30~17:00、土日祝/10:30~18:00(不定休)