K.T-wanwan#4 創業10年を越えて。ホームページ制作＆自社開発サービス「お悔なび」に注力

長崎県大村市にある「K.T-wanwan」は、パソコンやスマホのことなら何でも相談できる会社。玄関をくぐると2匹の看板犬が元気にお出迎えしてくれる社屋には、今日もさまざまなお悩みを抱えた地域の方々が足を運んでいます。

最初はパソコン・スマホ教室をメインに起業しましたが、お客様の多種多様な依頼を受けるうちに設定、修理、データ移行・修復、購入相談など業務を拡大。最近では本腰を入れてホームページ制作や自社システムの開発にも取り組んでいます。

そんなK.T-wanwanのホームページ制作と開発中のサービス「お悔なび」について、代表の小田志織さんに紹介していただきます。

0から生み出されるものだからこそ達成感もひとしお

まずは、ホームページ制作についてお話を伺っていきたいと思います。サイトを作っていくうえで心がけていることは何でしょうか。

小田さん：お客様の要望や目的を間違えないようにしっかりとヒアリングすることです。親近感のある見やすいサイトになることを意識していますが、こちらが押し付けるのではなく提案しながらお客様の意向をくみ取り、イメージに沿ったものになるように制作していますね。

K.T-wanwanのホームページ制作の強みはなんでしょうか。

小田さん：制作コストがリーズナブルなところでしょうか。会社のサイトだったり趣味や習い事のホームページだったりと依頼内容はさまざま。目安の料金表はホームページ（https://www.kt-wanwan.com/website.html）に掲載していますが、お客様のイメージやご希望を伺いながら大体の費用を見積もっています。

どんなところにやりがいを感じていらっしゃいますか？

小田さん：やっぱり作ったホームページをお客様が喜んでくださることですね。サイト制作を知らないお客様がほとんどなので「こんな感じでちゃちゃっと作っちゃって」なんて依頼（笑）があったりしますが、「いいホームページができたのよ」って周りの人たちに報告している姿を見ると頑張ってよかったなという達成感で満たされますね。

では、次にK.T-wanwanが開発している「お悔なび」というサービスについて教えてください。

小田さん：開発のコンセプトは「あなたが最後にできる大切な人への思いやり」。会員登録（有料）していただくと、①弔辞情報の生前登録、②作成した遺言・財産目録・手紙のデータお預かりといったサービスを受けることができます。ご家族への感謝のメッセージを残したり、通帳や印鑑、デジタル遺品の場所を知らせたり･･･と、終活の1つとして活用していただきたいなという想いで開発しました。

弔辞情報の登録・検索、遺言・財産目録の管理・発送、メッセージの管理・発送という3つの側面を持つサービスということですね。

小田さん：急に親しい人を亡くしてしまったご遺族って「最後に話がしたかった」「想いを聞きたかった」という気持ちを抱えていらっしゃる。だからこそ、お手紙を残しておくことで1日でも早く前を向けるようになるんじゃないかと思うんです。ご家族はもちろん、ご友人や親しい方へのメッセージのお預かりも可能になっています。

大事な人がなくなってしまうと心にぽっかり穴があいてしまいますよね･･･。そんな時に故人からのメッセージがあれば一歩踏み出せそうな気がします。

小田さん：現在リリースしている「お悔なび」はベータ版でまだ正式なものではありません。稼働してみていろいろと課題も見えてきましたので、それらをクリアしながら正式なリリースを目指しているところです。もちろん、ベータ版もご利用いただけますので興味のある方は一度「お悔なび公式サイト」をご覧いただければ嬉しいです。

2012年に創業したK.T-wanwanはパソコンやスマホ（時々、家電）に関するさまざまな相談や依頼を受けながら、ITの何でも屋さんとして地域に必要不可欠な存在となっています。「ずっと続けてほしい」という声に支えられながら、お客様の笑顔のためにスタッフ一丸となって対応しているK.T-wanwan。これからのさらなる活躍に期待大です！

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■お悔なび公式サイトはこちら

※取材・執筆／Komori Daigo

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