閉じる
長崎県諫早市中心部にある商店街や市役所の最寄り駅である島原鉄道・本諫早駅。朝夕は多くの通勤・通学客が乗降する駅舎を背に県道55号線を東へ少し歩くと、渋さの光る焼板の外壁に掲げられた「ホルモン」の大きな文字が目に飛び込んできます。
ここは2022年10月にオープンしたばかりの「クマ吉ホルモン諫早店」。知る人ぞ知るお隣・大村市のソウルフード・ホルモンが気軽に楽しめる、クマ吉ホルモンの2号店です。そんなクマ吉ホルモン諫早店について店長の細名久さんにお話を伺いました。
細名さん:オーナー(後藤敏之さん)の“クマオ”というニックネームが由来なんです。オーナーは元々バーを経営していたのですが、たまたま大村市内で焼肉屋の居抜き物件を見つけた時に「昔からホルモン好きやし、やってみようか」と思い立ち、2018年に本店をオープンさせました。
細名さん:そうなんです。一説によると、大村でホルモンが広まったきっかけは第二次世界大戦の終戦後に海軍工場で働いていた朝鮮半島から来た人たちが豚を飼い始めたこと。店でホルモンを買って自宅で食べるという習慣が数十年前からあるそうで、オーナーのように幼少期から食べ親しんできた大村市民は多いと聞いています。
細名さん:昭和のノスタルジックさを取り入れつつ、ダークブラウンを基調にした少しシックな感じにしています。この店舗は元々居酒屋なので少し手狭ではあるのですが、その分、センターキッチンのある本店で諫早店の食材の仕込みをしたり、間取りや内装を活かしておひとり様でも楽しめるカウンター席を設けたり・・・、とさまざまな工夫を凝らしています。
細名さん:ありがとうございます。ウチのお客様で多いのは2~4名くらいのグループ。仕事帰りに立ち寄られたサラリーマンの方が多いかな。ガスロースターと鉄板はホルモンを焼くのに適したものをチョイスしていますし、排煙フードを完備しているので煙の心配もありません。
細名さん:脂が少なく旨味があるところでしょうか。牛に比べると淡白だなと感じるかたもいらっしゃるかもしれませんが、お酒を飲む方には豚ホルモンが一番サクサクいけるのではないかなと思っています。
細名さん:いえいえ。実は私、島原出身で豚ホルモンに対して「臭みがありそうだな」とか「家でも食べられるんだからわざわざ店で買わなくても」とか思っていたんです。でも、大村のホルモン文化を目の当たりにして、豚ホルモンうまいな!と。ビタミンやミネラルなど栄養も豊富ですし、諫早の皆さんにはぜひ一度当店に足を運んでいただけたら嬉しいですね。
いかがだったでしょうか。2022年10月にオープンしたばかりの「クマ吉ホルモン諫早店」。カウンター5席、2人掛けテーブル1席、4人掛けテーブル1席、最大8名の小上がり席と店内の座席数が限られていますので、ご利用の場合は事前の予約、または電話での空席状況のお問い合わせをお勧めします!
※取材・執筆/Komori Daigo
長崎県諫早市東小路町5-15 ( Google MAP )
営業時間:
17:00〜23:00(定休日:日曜)
TEL: 0957-22-5588