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古くから当時の湯として親しまれてきた長崎の雲仙温泉郷。世界的な活火山である雲仙岳から湧き出る白濁の硫黄泉は美肌の湯として知られ、美容効果・保湿効果があると言われています。
また、雲仙火山がもたらす資源は温泉だけではありません。島原半島では肥沃な土壌を生かしジャガイモ、大根、人参など多種多様な農作物を栽培。牛・豚・鳥といった畜産、有明海や橘湾で収獲される魚介類など食の宝庫となっています。
そんな島原半島の恵みである温泉と食を、京の数寄屋造りの客室に宿泊しながらゆったりと堪能できるのが「旅亭 半水盧(りょていはんずいりょ)」。総支配人である小田俊隆さんに半水盧の温泉と食事の魅力を教えていただきました。
総支配人:雲仙温泉は活火山が生み出す強酸性の硫黄泉。肌がすべすべになる美容効果と体を温める保湿効果が高いのが特徴です。当館は雲仙温泉郷の中心部から少し離れた場所にありますが、大浴場・家族風呂・特別室付きの露天風呂で源泉かけ流しの温泉をお楽しみいただけます。
総支配人:贅沢な広さを誇る東の湯は内湯、露天風呂、サウナ、水風呂を完備。特に岩を組み上げた露天風呂からの四季折々の景観は格別です。やわらかな白濁の湯に浸かりながら足を延ばせば日々の疲れも溶け出していきますよ。
総支配人:実は「西の湯」はもともと大浴場として使われていたんです。その施設をそのまま貸切風呂へと変えたので、内湯と露天風呂を備えた広さにお客様はよく驚かれています。
総支配人:島原半島には雲仙温泉のほかに島原温泉(炭酸水素塩泉)や小浜温泉(塩化物泉)といった異なる泉質の温泉がございます。どのエリアもそれぞれ魅力的な入浴・宿泊施設が充実。日常生活から離れた温泉地を訪れることで、心や体の調子が整う転地効果があると言われていますので、ぜひ当館に宿泊しながら島原半島の温泉巡りをお楽しみいただければと思います。
総支配人:夕食は地元・島原のものをはじめ九州産の食材を使用した月替わりの本懐石料理です。器は盛り付ける料理の色彩や季節感に応じて最適なものをチョイス。正当な日本料理でありながら洋のエッセンスを取り入れた演出など、さまざまな工夫をこらしてお客様にご満足いただいています。
総支配人:熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに。料理の1番美味しいタイミングを逃さないよう、お椀を提供の直前まで温めたりお食事のペースに合わせて出汁をとったりと、細やかな接遇を心がけているんですよ。
総支配人:秋はやはり「松茸」ですね。しゃぶしゃぶや茶わん蒸し、松茸ご飯など多彩な料理でその芳醇な香りをお楽しみいただけます。冬に旬を迎える海の幸と言えば「フグ」。旨味と風味が織りなす繊細で上品な味わいが堪りません。半水盧では通年で「とらふぐてっさ付プラン」をご用意していますので、美しい盛り付けと薄くスライスされたフグの旨味を存分に味わっていただけます。
総支配人:長崎和牛の特徴は口の中で溶けていくような柔らかな食感。赤身と脂身のバランスが絶妙で、肉本来の旨味とまろやかな脂のハーモニーを味わえます。シンプルなステーキ、和を感じるすき焼きなど季節に応じた最高の一皿をご用意しますので、長崎の恵まれた自然環境の中で丹精込めて育てられた和牛の美味しさを体感していただけたら嬉しいですね。
「朝食もお部屋で召し上がっていただけます。地元の食材にふんだんに使った料理が1日の始まりを華やかに。こだわりの朝食を庭園を見ながらゆっくりと味わう、朝の贅沢な時間をゆったりをお過ごしください」と小田総支配人は微笑みます。
そうそう、ここで耳寄り情報。半水盧では2024年9月1日〜同11月11日までの期間を対象にした、秋の味覚を堪能する限定プラン「秋リッチプラン」を販売中。松茸の土瓶蒸し長崎牛の溶岩焼きなど、旬の食材にこだわる豪華フルコースをお楽しみいただけますよ。詳しくは公式ホームページをご確認ください。
取材・執筆/Komori Daigo
長崎県雲仙市小浜町雲仙380-1
営業時間:
チェックイン15:00、チェックアウト11:00
TEL: 0957-73-2111