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標高700メートルに位置する自然豊かな温泉地・雲仙。魅力的なホテルや旅館が点在する中、広大な5000坪の敷地に日本庭園を楽しめる14棟の離れ宿を有するハイグレードな宿泊施設が「旅亭 半水盧(りょていはんずいりょ)」です。
「客室は京都の宮大工の伝統的な技法が用いられた数寄屋造り。1棟1棟それぞれが異なる趣で設計されていますので、リピートのお客様の中にはご宿泊のたびに違うお部屋をご予約される方もいらっしゃるんですよ」
そう教えてくださったのは総支配人の小田俊隆さん。今回の記事では様々植物に囲まれた緑豊かな敷地を回りながら、2階建て和室と特別室の2部屋を小田さんと一緒に探訪し、それぞれの魅力をレポートしていきたいと思います。
総支配人:2階建て離れの和室で「皐月」というお部屋になります。広さは約250㎡。1階は日本庭園を望むことができる27帖の大広間、2階は10帖と8帖の和室となっています。浴室もひのき風呂を採用。和の雰囲気の中でゆったりとお過ごしいただけるお部屋です。
総支配人:玄関は建物の2階に設置しており、京都の宮大工の技が光るゆったりした空間はお客様からもご好評いただいています。玄関ホールの先には和室が2部屋。親子2世帯でご宿泊の際には、それぞれの和室を寝室として利用することも可能です。
総支配人:半水盧では客室ごとに異なる調度品を備え付けており、「皐月」では池田方彩の木彫書「萬物生々」や「彩映蒔絵」の屏風、輪島塗の座卓などがございます。工芸美の贅を尽くした調度の数々と庭園の自然美がお部屋での食事に華を添えているんですよ。
総支配人:耳をすませば聞こえてくる、筧から手水鉢へ流れ落ちる水のせせらぎ。晴れた日には野鳥が水浴びをする姿が見られるのも一興。四季折々で異なる表情を見せる日本庭園に囲まれながらゆったりと過ごすことができる、とても贅沢な時間を堪能していただけます。
総支配人:特別室は数寄屋造りの平屋建てで、2部屋しかないハイグレードなお部屋。広々としたリビング、14.5帖の和室、ツインルームの寝室に加えて、露天風呂・サウナ・ホームバーなどを備えています。では最初にリビングからご案内しましょう。
総支配人:食事を召し上がっていただく和室には、「寿苑」の名にふさわしい群鶴(空へ舞う鶴の姿)を描いた漆工芸の調度を設置。和室と畳縁は雪見障子で仕切られており、まるで一枚の壁画のように雅な庭園をお楽しみいただけます。
総支配人:寝室は洋間のツインルーム。ダブルベッドを2台置いているのですが、それでもゆったりと感じるほどの広さとなっています。窓の外に目をやれば和室とは異なる趣の庭木が。時間を忘れて過ごすことができるプライベート空間として人気なんですよ。
総支配人:石造りの露天風呂は源泉かけ流し。美肌の湯とも呼ばれる白濁の硫黄泉に浸かりながら自然の美しさに包まれる贅沢なひとときをお過ごしいただけます。そのほか、内湯やサウナもありますのでどんな季節や天候でも安心。体も心も癒されるラグジュアリーなおもてなしでお待ちしております。
「自然に囲まれた離れの一棟が丸ごと客室となっていますので、どのお部屋に宿泊されたお客様も『こんなに広いとは思わなかった』と驚かれるんですよ」と小田総支配人はにっこり。秋には紅葉などの紅葉樹が色づき、幻想的な表情を見せてくれるのも半水盧の魅力のひとつとなっています。
今回の客室探訪でご紹介した「皐月」と同タイプの2階建て和室(2部屋)、「寿苑」と同タイプの特別室(2部屋)のほかに、2階建て和洋室(10部屋)も有している旅亭半水盧。どの客室からも日本庭園を望むことができ、静寂と自然の美しさに包まれた贅沢な時間を過ごせます。
夕食、朝食ともに部屋食となっていますので、お祝いや記念日などご家族や大切な方との旅行で宿泊してみてはいかがでしょうか。
取材・執筆/Komori Daigo
長崎県雲仙市小浜町雲仙380-1
営業時間:
チェックイン15:00、チェックアウト11:00
TEL: 0957-73-2111