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長崎県大村市富の原
今年(2025年)4月1日に創業40周年を迎えた長崎県大村市のクリーニング店「ママさんドライ」。地域に根ざし、お客様の衣類を丁寧にケアし続けてきた同店には、長年通い続ける常連客との温かいエピソードが数多く存在します。
最終回となる#4では、有限会社ハヤシダの代表・林田博信さんと統括部長・林田享さんに、心に残るお客様との思い出やクリーニングという仕事への哲学、そして今後の展望について伺いました。

博信さん:長年、親子二代でご利用いただいているお客様がいらっしゃるのですが、ある日、お母さんがしょんぼりして来店されたんですよ。お話を伺うと、「他の店にクリーニングを出したら、娘に怒られた…」と。お母さんには少し申し訳なかったのですが、「仕上がりも臭いも全然違う!」と怒った娘さんの言葉の中に、ママさんドライへの強い信頼が感じられて、とても嬉しくなりましたね。
享さん:お気に入りの服にシミをつけてしまったお客様のことが印象に残っていますね。泣きながら「どうにかできないですか」と持ち込まれたのですが、丁寧に処理してきれいに落とすことができました。お渡しの際に今度は嬉し泣きして喜んでくださったので、私も胸が熱くなったのをよく覚えています。

博信さん:40年という営業の中で、当社とお客様との間には確かな信頼関係があると感じています。その一方で、システム面でお客様の利便性をさらに向上することができるのでは、と考えているので、アプリなど効率化につながるものは積極的に取り入れていきたいですね。
享さん:衣類だけでなく、布製のバッグや靴など、トータルでケアできる領域をさらに拡充していきたいですね。現在も対応自体はしているのですが、自社工場で技術的にもう少し踏み込める範囲を広げていくことで、お客様の満足度を上げることができると考えています。

博信さん:やはり「全てのお客様に感動を与えること」ではないでしょうか。ママさんドライにはたくさんのお客様がさまざまな衣類を持ち込まれます。洗濯してきれいになった品物を見て感動していただくこと。それが当社のモットーであり、クリーニング屋としての資質ではないかなと思います。
享さん:私は「誠実さ」だと思っています。手前味噌になりますが、当店のクレームは数万着に1着あるかないか。クリーニング師によるチェックや溶剤管理など、お客様から直接見えない仕事だからこそ、ひとつひとつの工程を誠実に、丁寧に進めていくことがクリーニングの本質ではないでしょうか。

博信さん:ママさんドライは、主にスーパーマーケット内にテナントとして出店し、現在は大村市内で10店舗を展開しています。お客様が市内のどこに住んでいてもアクセスしやすいというのが最大の利点。スーパーの撤退に伴う閉店というリスクは当然ありますが、今後も「点から面へ」の戦略で、さらに利便性を高めたいと考えています。
享さん:創業からの40年で技術が大きく進歩して便利な世の中になりましたが、今でも当社の根幹にあるのは「高品質なクリーニング」です。それが大切なお客様からの「信用」に直結しますので、時代が変わっても決してブレずに続けていくことが、2代目である私の役目だと感じています。

創業から40年を迎え、「全てのお客様に感動を与えること」と「誠実さ」を胸に走り続けてきたママさんドライ。その根底にあるのは、長年通い続けてくれるお客様との温かいエピソードや見えない工程にも決して手を抜かないプロフェッショナルとしての矜持です。
「点から面へ」の店舗展開で市民の利便性を高めつつ、高品質なクリーニングという根幹は決してブレさせない。そんなおふたりの力強い言葉からは、大村市という地域とお客様への深い愛情が感じられました。これからもママさんドライは、衣食住の“衣”を通じて、私たちの豊かな暮らしを力強く支えてくれることでしょう。
取材・執筆/KomoriDaigo

長崎県大村市富の原2丁目59-4 ( Google MAP )
営業時間:
【直営店全店】10:00~19:00(休憩時間14:00~15:00) 定休日:水曜日
【本社工場】 9:00~15:00 定休日 日曜日・祝日・水曜日
※直営店の情報は公式サイトをご覧ください
TEL: 0957-55-0793