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暮しを楽しむの手帖
居酒屋 輝夜#1諫早で五島列島の魅力を届ける!25歳の若き経営者が飲食事業に込めた想い

長崎県諫早市東本町

2025年10月、諫早市東本町に移転オープンした「居酒屋 輝夜」。五島列島をはじめとする、長崎県内の豊かな食材を使った料理で人々を魅了する同店を経営しているのが、株式会社シャイニンググループの浦田大輝代表です。

「出身が上五島なんです。学生の頃から起業に興味があったので、高校卒業後に4年ほど働き、22歳の時に食品卸売業として開業しました。おかげさまで昨年(令和7年)には法人化することができたんですよ」

そういって爽やかに微笑む浦田代表は、現在25歳。休日には長崎県社会人サッカーリーグ1部に所属するチームの選手としてピッチを駆け回るという若き代表に、経営の信念や飲食業にかけるアツい想いを伺いました。

食で五島と本土をつなぐ。故郷への愛と起業を支えた父の存在

浦田さんは2022年に五島列島の食材を扱う卸売業で創業されたわけですが、なぜ食品卸事業を選ばれたのでしょうか。

浦田さん:私、高校は島原のサッカー強豪校に進学したんですよ。島外に出たことで、「五島の良さをもっと発信したい、そして本土の美味しいものを五島へ届けたい」と考えるようになりました。加えて、上五島と本土、それぞれに生活基盤があったので、どちらの仲間にも気軽に会えるような状態を作りたいという、ちょっとした欲もありました(笑)。

22歳という若さでの起業に対して、ご家族はどのような反応でしたか?

浦田さん:私が社長業に興味を持っていることは前々から知っていたので、背中を押して応援してくれました。中でも父は営業関係の仕事をしていた経験があり、色々なアドバイスやサポートをしてくれましたね。特に心強かったのはお金まわりの管理です。卸売業はそれなりの額が動くので、父に教わりながら実践でビジネスを学んでいきました。

※Instagramより
息子の夢を二人三脚でサポートするお父様、とても素敵です。

浦田さん:本当にありがたかったですね。私自身、「ゆくゆくは法人化して、両親と一緒に仕事をしたい」という強い想いがあったので、会社の基盤を作るためにがむしゃらに働きました。おかげさまで卸売業と飲食業を展開することができ、2025年に念願の法人化。父を会長として組織に迎え入れることができて、本当に嬉しく思っています。

まさに孝行息子ですね!ご両親と一緒に働く日々はいかがですか?

浦田さん:昔から両親が「いつか居酒屋をやりたいね」と話していたこともあり、飲食をやるなら絶対に居酒屋だと決めていました。今は、料理が得意な母が店長としてその腕を振るってくれています。父も月に数回、私と一緒に高速船で五島へ行って買い付けを手伝ってくれたり、別事業に関わってくれたりと、本当に頼もしい存在です。

※Instagramより

長崎から諫早へ。地域に愛されるアットホームな店づくり

2023年には新事業として飲食業界へ参入し、長崎市銅座町で「居酒屋 輝夜」をオープンされました。改めて、飲食事業にチャレンジしようと考えた理由を教えてください。

浦田さん:たくさんの方に五島の素晴らしい食材と出会ってほしいと思ったのが大きな理由ですね。地元の食品卸業をしてきた強みで仕入れルートは確保できていましたし、卸売で扱う新鮮な食材を直接店舗へ回し、余すことなく活用できれば、グループ全体でのフードロス対策にもつながると考えました。

そして2025年10月に諫早市へ移転なさいました。

浦田さん:もともと私たち家族は諫早に住んでいて、毎日長崎市まで通っていたんです。ただ、子どもが生まれたこともあり、「家の近くで無理なく営業していこう」と考えるようになりました。そんな時に現在の物件に出会い、移転を決意。今でも長崎市からわざわざ通ってくださる常連の方もいて、感謝の気持ちでいっぱいです。

飲食事業に参入して3年目となりますが、「居酒屋 輝夜」の店づくりで特に大切にしていることは何でしょうか。

浦田さん:やはりアットホーム感ですね。この店は私と父、母、そしてアルバイトスタッフで切り盛りしているのですが、お客様に「また来たい」と思っていただけるような温かい接客を心がけています。程よい距離感でお客様とスタッフがつながり、そのつながりが店全体にどんどん広がっていくような、居心地の良い空間づくりを目指しています。

スタッフの皆さんは10代後半から20代前半の学生さんが中心とのことですが、組織のトップとしてどのようにコミュニケーションをとられていますか?

浦田さん:私から積極的に声をかけるようにしています。その中で常に伝えているのは、「明るく元気にお客様を迎えよう!」ということ。ポジティブに働く姿勢はお客様の目には好印象に映りますし、スタッフ同士も声をかけやすくなるので結果的にミスも減るんです。リニューアルして半年余りですが、すごく良いサイクルができていると感じています。

ご自身も25歳と若く、学生アルバイトと感性が近い浦田代表。趣味の話題で気さくに盛り上がる一方で、社会人としての心構えもしっかりと伝えるなど、頼れる「お兄さん的存在」として輝夜のスタッフを一つにまとめ上げています。

「進学や就職で、五島からはほとんどの若者が島外へ出ていってしまうんです。私の故郷である有川(新上五島町)も若者がどんどん減っていて…。でも、五島列島には豊かな自然と美味しい食べ物がたくさんある。そういった故郷の魅力を、この店を通じて多くの人に体感していただけたら嬉しいですね」

地元の豊かな食材を中心にした絶品料理とスタッフの明るいおもてなしで、お客様の笑顔が溢れる「居酒屋 輝夜」。諫早の街から五島列島の魅力を発信し続ける若きリーダーの挑戦は、まだ始まったばかりです。

取材・執筆/Komori Daigo

INFORMATION
居酒屋 輝夜

長崎県諫早市東本町1番14号 中川ビル1階 ( Google MAP

営業時間:

18時~23時(定休:日・月)

TEL: 0957-46-7068

URL:https://isahayakaguya.owst.jp/