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暮しを楽しむの手帖
大衆肉酒場RAKU#4 小さな心くばりの積み重ねを大切に、今までにないワクワクする大衆肉酒場として成長していきたい

大村市水主町1丁目のマイプラザ内に2024年11月にオープンした「大衆肉酒場RAKU」。どこか懐かしく親しみやすい雰囲気で、和牛を使用した本格的なステーキやハンバーグ、ローストビーフをリーズナブルな価格で味わえると多くの人が足を運んでいます。

「この場所で営業されていた炭火焼ハンバーグの人気店・BurgるBurgさんを継承してネオ大衆酒場へとリニューアルするということで、いろいろ試行錯誤しながらなんとかオープンまでこぎつけることができました。今でもお客様にご意見をいただいたり、スタッフと話し合ったりと勉強の毎日ですね」

そう話すのは店長の沼瀬優大さん。今回の記事ではオープンから一ヶ月半がたった今の手ごたえ、そして大衆肉酒場RAKUの今後の展望を伺っていきたいと思います。

大村の皆さんに受け入れてもらえて一安心。これからも気を引き締めて美味しい料理を提供し続けます

昨年(2024年)の“いい肉の日(11/29)”にオープンして約1ヶ月半。手ごたえはどのように感じていらっしゃいますか?

沼瀬さん:おかげさまで連日、多くのお客様で賑わっています。特に12月の週末はほぼ予約で埋まったので「大村の皆さんに受け入れてもらえた」と胸をなでおろしましたね。短期間でリピートしてくださる方もいらっしゃって本当に嬉しい限りです。

7月にプロジェクトがスタートして11月末にオープンとかなり短い準備期間だったわけですが、印象に残っていることを教えてください。

沼瀬さん:やっぱりメニュー作りですかね。本格的に試作を始めたのは10月から。1ヶ月半ほどで今のメニューを全て完成させました。私が調理して、写真を撮って、みんなで試食して、改良して…の繰り返し。メンバー全員こだわりが強いから一発OKはなかったんじゃないかな。ひとつの商品で1日かける時もあって、最後の方は夢の中でも肉を焼いてましたね(笑)。

沼瀬さんが心血注いで開発したメニューはお客様からも高評価。特に今は女性のご来店が多いそうですね。

沼瀬さん:元々、20~40代の女性が行きたくなるようなお肉のお店にしたいという想いがあったんですよ。今は土日祝になると9割が女性のお客様ということもしばしば。その様子を見ると「頑張って料理を開発した甲斐があったな」と感慨深くなります。

ちなみに、女性のお客様から人気の高い料理はなんでしょうか。

沼瀬さん:「炭火焼き赤身ステーキ」と「生果実サワー」。どちらも映えメニューなので、皆さんよく写真を撮っていらっしゃいますね。RAKU=美味しいお肉をお酒と楽しめるオシャレな大衆酒場というイメージが早い段階で定着できたのはとても大きい。ただ、オープンと年末年始が重なったことによるブースト効果もあると思うので、これからも気を引き締めて営業したいと思っています。

※Instagramより

飲食店とエンターテインメントの融合。今までにないワクワクする大衆肉酒場として成長していければ

大衆肉酒場RAKUの前身である炭火焼ハンバーグの店・BurgるBurg時代をご存じのお客様も多いと思います。

沼瀬さん:実はメニューの中で唯一お客様からご要望があるのがBurgるBurgから引き継いだ「2代目!和風炭火焼きハンバーグ」なんですよ。例えば「岩塩をつけて食べるのが好きだったんだよ」とか「もうちょっとこういう屋い方がいい」とか。それだけ評価されている料理を継承できたということはとても嬉しいこと。だからこそ改善できる点は臨機応変に対応するようにしています。

新たに開発したいメニューはありますか?

沼瀬さん:お肉系は充実しているので、おつまみ系をもうちょっと増やしたいなと思っています。あとはインスタ映えするメニュー。今は「RAKUポテサラ」と「和牛すきやき風コロッケ」、「生果実サワー」くらいなので、あと3品くらいお客様を楽しませられる“映えて美味しい料理”を作りたいなと考えていますね。

※Instagramより
では最後に、今後の展望をお聞かせください。

沼瀬さん:屋号にRAKUとつけているからこそ、「私たちスタッフから楽しもう」「楽しい発想を否定せずにまずはやってみよう」ということはよく話しています。その中で出てきたアイデアのひとつが婚活パーティの会場提供。ウチは空間も広く女性人気も高いので、ドリンクを飲みながら男女が親睦を深める場所にピッタリじゃないかと思っているんですよ。

なるほど。RAKU=様々な“楽しい”を提供する場所にしていきたい、と。

沼瀬さん:その通りです。端的に言えば“飲食店とエンターテインメントの融合”といった感じでしょうか。例えば、ウチの社長は「RAKUでラジオをやりたい」なんて言ってるんですよ。まだ妄想段階なので実現できるかはわからないんですけど、店内で公開生放送や出張レポートできたら面白そうだなと。今までにないワクワクする大衆肉酒場として成長していければと思っています。

※Instagramより

目を輝かせながら大衆肉酒場RAKUの未来を話してくださる沼瀬店長。10年以上に渡って県外の飲食チェーン店で磨き上げたスキルと経験で、上席の方々からの信任と若いスタッフからの信頼を集めています。

そんな沼瀬さんが大切にしているのが、お客様がお帰りになる際は玄関先でお見送りをすること。できる限り、お客様への感謝を直接お伝えするようにされているそうです。

「基本的に私は厨房で調理をしているので、お客様とやり取りする機会が少ないんですよ。だからこそ、来店してくださった方に自分の言葉で『ありがとうございます』とお伝えしたい。そういう小さな心くばりの積み重ねが、飲食店で非日常を楽しんだお客様にとって大きなエンタメになるんじゃないかと思っています」

取材・執筆/Komori Daigo

INFORMATION
大衆肉酒場RAKU

長崎県大村市水主町747-1 ( Google MAP

営業時間:

【火~土曜日】17:30~23:00【日曜日】15:00~21:00
(定休日:月曜日及び第2・4日曜日)

TEL: 0957-47-9056