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暮しを楽しむの手帖
ママさんドライ#2「早い、安い、きれい」を支えるプロの誇り。大村のお客様に感動を届ける地元クリーニング店の人材育成

長崎県大村市富の原

「早い、安い、きれい」をコンセプトに掲げ、丁寧な仕上がりで多くの大村市民に支持されているクリーニング店「ママさんドライ」。大村市内に本社と10の直営店を展開し、お客様からお預かりした衣類を1点1点、真心を込めて洗い上げています。

「ウチはクリーニングの質に関してはとにかく厳しいんですよ」と胸を張るのは、運営元である有限会社ハヤシダの2代目・林田享さん。代表である父・博信さんに厳しく育て上げられたからこそ、現在の家業に強い誇りを持っていると笑顔を見せます。

現在、ママさんドライを支えるスタッフは約30名。大村で創業し、40周年という大きな節目を越えて地元に愛され続けるクリーニング店の、お客様に「感動」を届けるための人材育成やサービスへのこだわりに迫ります。

妥協なきプロの技術。生産性を高めて実現する高品質なクリーニング

ママさんドライでは「本社工場でのクリーニング業務」と「直営店での受付業務」があるわけですが、スタッフを育成する際に大切にしていることを教えてください。

享さん:やはり「プロとしての自覚を持って仕事に取り組む」ということですね。採用面接の時から「お客様がいるからこそ自分たちの仕事が成り立っている。だから、工場でも窓口でも質の良いサービスを心がけてほしい」と伝えています。そのため、業務中は無駄な私語もなく、黙々と真剣に仕事に向き合うスタッフが本当に多いんですよ。

「お客様のために仕事をしているから、決して妥協しない」という意識がしっかりと浸透しているのですね。

享さん:その通りです。たとえば工場内は「検品・仕分け」「洗浄」「仕上げ(プレス)」「包装」とセクションが分かれているのですが、どの工程も作業スピードが速く、かつ精度が高い。一人ひとりが技術を磨き、生産効率を上げているからこそ、「早い、安い、きれい」という3拍子揃った質の高いクリーニングを提供できるんです。

直営店では、半額や4割引といった思い切ったキャンペーンを頻繁に実施されていますが、これにはどのような狙いがあるのでしょうか?

享さん:ひとつは、純粋にお客様に喜んでいただきたいから。もうひとつは「生産性の向上」ですね。クリーニングは、できるだけ多い点数でまとめて洗うことで生産性が上がります。つまり、持ち込まれる衣類が多ければ多いほど、効率よく機械を稼働させることができ、結果的にお客様へのコスト還元につながるという仕組みなのです。

「昼12時までのお預かりで夕方5時にお渡し」という平日限定サービスや自宅への集配サービスも人気ですね。

享さん:私たちは地域に根ざした地場のクリーニング屋ですからね。大村市内に自社工場があるという地の利を最大限に活かし、お客様の利便性向上の一環として取り組んでいます。当日・翌日仕上がりはお急ぎの方に大変喜ばれていますし、集配サービスも忙しい方や重くてかさばる布団類を出したいという方に重宝されているんですよ。

感動を与える接客スキルとスタッフを支える「お互い様」の精神

少し話は変わりますが、直営店スタッフの皆さんには「お客様に感動を与える接客」を徹底しているとお聞きしました。

享さん:はい。各直営店は、お客様と接する窓口です。いくら本社工場で1枚1枚早く丁寧に仕上げたとしても、品物を受け取ったり引き渡したりする受付スタッフの接客態度が悪ければ、すべてがマイナスになってしまいます。だからこそ、受付スタッフには常に「ご来店いただいたお客様に感動を与えましょう」と伝えているんですよ。

確かに、接客ひとつでお店に対するお客様の評価は大きく変わりますよね。

享さん:そうなんです。そこで、毎月の直営店ミーティングを「スタッフの接遇スキルを上げる場にしたい」と代表(博信さん)に打診しました。5年ほど前から全店舗の窓口スタッフが集まる「接客勉強会」へと名称を改め、実際にあった様々な事案を基に資料を作成し、皆でよりよい接客について考える機会を設けるようにしたんです。

その取り組みがママさんドライ全体の接客レベルを底上げしたわけですね。

博信さん:極端な話に聞こえるかもしれませんが、家で嫌なことがあってイライラしながら来店されたお客様が、帰る時には思わずニコニコして出ていくような接客、それが理想。ただ単に品物をお預かりして返すだけでなく、自分の接客によってお客様の心を動かすような「付加価値」をつけてほしいと願っています。

技術も接客も、すべては「お客様の喜ぶ顔のため」に徹底されていることがよくわかりました。

享さん:嬉しいことに、工場スタッフも窓口スタッフも、その心構えで日々の業務に取り組んでくれています。夏場の工場はものすごく暑いですし、窓口は何かトラブルがあった時に矢面に立つ厳しいポジションです。従業員たちには心から感謝していますし、その頑張りにしっかり応えるのが、経営陣である私たちの役目だと強く感じています。

クリーニングの品質にも、接客の質にも決して妥協しない。その姿勢は、40年を越える歴史の中で確かな社風として多くの従業員に根付いているママさんドライ。そんな大村のクリーニング店で、もうひとつ脈々と受け継がれているものが、「お互い様」の精神です。

「うちは小さなお子さんがいる従業員も多いので、週末の学校行事や子どもの体調不良などで、どうしても休みが重なってしまうことがあります。でも、他のスタッフが当たり前のようにそれをフォローし合っているんですよ」

日々の業務の中で一緒に働く仲間だからこそ助け合う。そんな“お互い様”の思いやりこそが、ママさんドライという会社を根底から支えてくれているのかもしれません。

取材・執筆/KomoriDaigo

INFORMATION
ママさんドライ

長崎県大村市富の原2丁目59-4 ( Google MAP

営業時間:

【直営店全店】10:00~19:00(休憩時間14:00~15:00) 定休日:水曜日
【本社工場】 9:00~15:00 定休日 日曜日・祝日・水曜日
※直営店の情報は公式サイトをご覧ください

TEL: 0957-55-0793

URL:https://mamasandry-hayashida.com/