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記念日や誕生日などのプレゼントとして最適な花束。しかし、移動中になぜか花が傷んでしまった、せっかく飾ったのにすぐに枯れてしまった、という経験がある方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は熊本県八代市のトータルフラワーショップ「GRAND CRU ぺんぎんや」代表の下田和利さんに、花束の正しい持ち運び方や飾り方、加えて最近需要が増えてきている観葉植物の育て方について、それぞれのポイントを教えていただきます。
下田さん:車で移動する場合は「温度」「直射日光」「風」の3点ですね。車内は涼しい状態で直射日光が当たらないように置く。また、窓を開けると風が入ってきて花に傷が入ってしまうので、窓は開けないようにしてください。温度さえ変わらなければ大丈夫です。
下田さん:手持ちで移動される場合も車と同じ。直射日光や風に気をつけるということですね。当店では専用ボックスやオリジナルバッグを用意していますので、ご利用いただくことで痛みがでないようにしています。
下田さん:エアコンの風が直接あたる場所に置くのは避けること。それから、茎を少し短く切って飾ること、ですね。これだけで長持ちするようになります。
下田さん:花の茎は水道ポンプと同じで水を下から吸い上げるのですが、茎が長いとその分必要な力が大きくなります。茎を短くすることで吸い上げる力が少なくて済むので、花が長持ちするんです。それから、茎を切るときは真横に切るよりは斜めに切って断面を広くするということもポイントですね。
下田さん:多くの観葉植物を育てるポイントは3つ。①水やりは1週間~10日に1回、②鉢の下の受け皿に水を貯めない、③直射日光は避ける。ジャングルの木の下で生息しているのが観葉植物なので、一般的な植物のように毎日水やりをしたり太陽の光にあてたりすると枯れる原因になってしまいます。
下田さん:当店でのご相談でもそういう方は多いですね。観葉植物は水を頻繁にあげすぎると、安全なところにいると思って根を張らなくなってしまう。すると気温の変化などちょっとしたアクシデントで枯れてしまいます。観葉植物が水分や栄養を吸い上げようとしっかりと根を張ることができるように、期間を空けて水やりをすることで長く楽しんでいただけますよ。
観葉植物のほかにも、胡蝶蘭やガーデニングの寄せ植え、多肉植物なども扱っているGRAND CRU ぺんぎんや。これから自宅や会社で植物を育ててみようかな、とお考えの方は、お花・植物のことなら何でもOKのぺんぎんやにぜひ相談してみてくださいね。
次回はこれからのシーズンに人気の商品について紹介していただきます。
※取材・執筆/Komori Daigo
熊本県八代市横手新町20-5 ( Google MAP )
営業時間:
9:00~19:00(1月1日~3日を除く)
TEL: 0965-34-2169