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長崎県諫早市幸町
宮崎県延岡市発祥のご当地ラーメン「辛麺」をご存じですか?醤油ベースの旨辛スープに、ニラ、ひき肉、溶き卵がたっぷりと絡み、そば粉と小麦粉を練り合わせたヘルシーな麺が特徴。その元祖とされているのが「辛麺屋桝元」です。
唐辛子を全く入れない0辛から、スープが真っ赤に染まるほどの激辛まで、自分好みに辛さをカスタマイズできるのが大きな魅力。九州を中心に全国展開する大人気チェーンですが、長崎県内でこの味が楽しめるのは、諫早市にある諫早店だけなんです。
なぜ、桝元はフランチャイズとして諫早の地にやってきたのでしょうか?店長を務める羽山和裕さんにお話を伺うと、そこには「人と人の温かい縁」が紡いだ素敵なヒストリーがありました。

羽山さん:当店のオーナーと桝元の長曽我部代表は、JC(一般社団法人青年会議所)の会員ということで繋がりがありました。オーナーの息子さんが「新事業として飲食業界をやってみたい」と考えていた時に長曽我部代表へ相談したところ、「辛麺屋をフランチャイズでやってみませんか?」というご提案をいただいたのがきっかけです。
羽山さん:まずはオーナーの息子さんが宮崎の本部でしっかりと修業を積み、2022年に筑紫野店(福岡県)をオープンさせました。ありがたいことに売上も順調に伸びていく中で、お客様から「ぜひ長崎にも出店してほしい!」という熱いリクエストをたくさんいただくようになり、オーナーの地元である諫早への出店が決まりました。

羽山さん:いえいえ、実は全然違うんです!(笑)。高校を卒業してからは、食品工場で10年ほど働いていました。そろそろ30歳を迎えるし、新しいことに挑戦してみたいなと考えていたタイミングで、オーナーから声をかけてもらったんですよ。僕自身も「やってみたい!」という気持ちが強かったので、思い切って飛び込みました。
羽山さん:とはいえ、飲食業の経験はゼロでしたので、最初の半年間は筑紫野店で調理から接客、お店の経営までみっちり勉強させてもらいました。諫早店がオープンしてからは、ベテラン店長のサポート役として現場で経験を積み、お店が落ち着いてきたタイミングで、晴れて店長を引き継がせていただいたという流れですね。

羽山さん:うちは10~20代前半の若いスタッフがほとんどで、みんなモチベーションが高く、接客も調理も一生懸命頑張ってくれているんですよ。僕は30代半ばなのでジェネレーションギャップを感じることもありますが、若い子たちが気軽に話しかけやすいように、彼らの趣味や流行っていることをリサーチするようにしています。
羽山さん:広く浅く知識を仕入れるのが得意なんですよ(笑)。それに、自分が好きなものを「知らないなぁ」ってバッサリ切られちゃうと少し寂しいじゃないですか。だから、いろんな会話をしてそれぞれの趣味嗜好を探るようにしています。どんな話題を振ろうかな、どうやって距離を縮めようかなって、いつも考えていますね。

羽山さん:スタッフ同士のコミュニケーションの良さが、そのまま接客の土台になると思っているからです。例えば、わからないことがあったらすぐに相談できる関係性とか。そういう全員が「話しやすいな」と思える風通しの良い雰囲気を作っておくことが、結果的にいろんなトラブルやリスクを防ぐことにも繋がっていると感じています。
羽山さん:おしゃべりがあんまり得意じゃない子や引っ込み思案なスタッフにも、話しやすいタイミングを見つけて僕からフランクに話しかけるようにしています。スタッフ同士の人間関係が円滑にいくように気を配るのも僕の役割。それが巡り巡って、お客様に喜んでいただけるお店作りができるんじゃないかなと思っています。

食品製造の現場から飲食業へと飛び込み、元祖辛麺屋桝元 諫早店のリーダーとしてお店を明るく引っ張っている羽山店長。ご自身がここで働いているのも「不思議な縁なんですよ」と笑います。
「実は、オーナーの息子さんが僕の同級生で、昔からよく一緒に遊んでいた仲なんです。昔から知っている間柄だったからこそ、オーナーも声をかけてくれたんだと思います。昔の遊び仲間が、今こうして同じ会社の仲間として働いている。人生って本当に不思議で、面白いですよね」
次回は、元祖辛麺屋桝元 諫早店ならではの「こだわり」について深掘りしていきたいと思います。お楽しみに。
取材・執筆/Komori Daigo

長崎県諫早市幸町39-46 ( Google MAP )
営業時間:
【平 日】11:00~15:30(LO/15:00)、18:00~22:00(LS/21:15、LO/21:30)
【土日祝】11:00~22:00(LS/21:15、LO/21:30)
TEL: 0957-47-6287