isemachi493#3 お客様には「お値段以上の満足」を。

isemachi493

上質な音楽が流れるカウンター8席の店内で新鮮な素材を使った料理と多彩なアルコールメニューをゆったりと楽しむ。そんな贅沢なひとときを過ごすことができるのが、長崎県大村市のメンバーシップ制ダイニングバー「isemachi493」です。

切り盛りしているのは代表の渡邉晃彦さん。40年近く飲食業界に携わってきた渡邉さんが手がけた店舗は、ずらりと並ぶ色とりどりのアルコール瓶がまるで秘密基地のような期待感を演出しています。今回はそんなisemachi493の飲み物についてお話を伺っていきます。

ハートランド生ビールに想いを込めて

前回は料理について伺いましたので、今回は飲み物についてお話を聞いていきたいと思います。

渡邉さん：飲み物はアルコールもノンアルもソフトドリンクもそれなりに充実しているので、たいていのお客様のご要望にはお応えできるんじゃないかなと思っています。

アルコールは種類がかなり多いですよね。

渡邉さん：ビール、ハイボール、サワー、ウイスキー、焼酎、泡盛。冷酒や梅酒、ワインに中国酒もあります。カクテルもメニューに15種類記載していますが、リクエストがあれば作ることも可能です。

個人的には、生ビールをキリンの「ハートランドビール（税込440円）」をチョイスなさっているのが驚きでした。

渡邉さん：ハートランドビールは80年代に販売開始した、キリンの中でもキリンラガービールの次に歴史のあるロングセラー商品と言われています。厳選した麦芽とホップと水だけを使っていて本格的なビールの味わいが特徴。長く愛されている商品だからこそisemachi493にぴったりなんじゃないかなと思いました。

バーとしては飲み物全体の料金も比較的リーズナブルですよね。

渡邉さん：やっぱり１杯でも多く飲んでいただきたいな、と想いからアルコールは大体500円前後の価格設定にしています。料金を高くして客単価を上げる方法もあるとは思いますが、私としてはお客様の「もう一杯のみたいなぁ」「もう一品食べたいなぁ」という願いを叶えたいんですよね。

そういったお客様の良い体験がリピートにつながるということですね。

渡邉さん：そうです。リピーターになっていただくには、まずお客様の「どこに飲みに行く？」の選択肢に入ることが大事。その上で「isemachi493は雰囲気も良くて結構安かったもんね」「いいね、行ってみようか」と選ばれるようになっていけたらいいですね。

「この金額でこんなメニュー食べて（飲んで）いいの？」と感じるくらい飲み物も食べ物もリーズナブル且つハイクオリティだと思います。

渡邉さん：お客様には「お値段以上の満足」を味わっていただきたい。だからこそ仕入れにしても仕込みにしても手は抜かないし、アルコールもいろんな要望に対応できるように準備しています。ただ、最終的に満足かどうかを決めるのはお客様なので、自分の思いに満足しないように日々、一生懸命やっていきますよ。

渡邉さんが真剣な表情で語ってくださるお客様への想い。念願だった新しい店舗でビールをジョッキへそそぐ姿を眺めていると、昭和、平成、令和と3つの時代を駆け抜けてきた風格のようなものを感じます。84年に飲食業界のキャリアをスタートさせた渡邉さんが注いでくださった86年に販売開始したハートランドビール。isemachi493のエモさに乾杯！

※isemachi493はメンバーシップ制です。初めてご来店の方はメンバーの方の同行または紹介が必要となります。予約、来店の際に確認がありますのでご協力のほどよろしくお願いします。

※取材・執筆／Komori Daigo

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