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長崎県にある温泉郷のひとつ、小浜温泉。名物の小浜ちゃんぽんや橘湾で獲れた新鮮な魚介類、火山が育む大地の恵みなど、旅の想い出を彩るグルメがたくさんあります。
小浜温泉の中心に位置するビジネスホテル「小浜タウンホテル」でも宿泊客からオススメの飲食店を尋ねられることがしばしば。その質問が来るたびに支配人の田中雅臣さんが紹介しているのが、城之下通り沿いで営業している「お食事処弁天」です。
赤い暖簾が印象的な弁天は、小浜タウンホテルの姉妹店。小浜ちゃんぽんや皿うどん、焼き鳥、海の幸など、豊富な居酒屋メニューとお酒が魅力で、インターネットの口コミでも高い評価を受けています。そんな弁天へ田中支配人と一緒におじゃま。食レポを交えながら温泉街の名店の魅力に迫りますよ~。
田中さん:弁天は昭和50年代に始めたので開業から40年ほどになります。2014年にリニューアルした店内には、カウンター、テーブル、小上がり座敷、掘りごたつ個室と様々な座席を用意。夕方17時から深夜1時まで営業しているので、お一人での夕食から大人数での宴会まで幅広いシーンでご利用いただけるリーズナブルな食事処となっています。
田中さん:小浜タウンホテルをご利用のお客様に弁天を紹介する際に「弁天やったら何でもありますからお勧めですよ」ってお伝えするんですよ。そしたら皆さん「またまた〜」みたいに言われるんですけど、食事してお帰りになられると「本当でした…!」とびっくりされています。当ホテルにはビジネスで利用される方も多いので、多様な麺類・定食と居酒屋メニューの両方を楽しめる弁天はとても重宝されていますね。
田中さん:やっぱり「小浜ちゃんぽん」ですね。弁天では通常の小浜ちゃんぽんの他にオリジナルの「男前ちゃんぽん」をご用意。ただでさえ具沢山のちゃんぽんに車エビ・温泉卵・焼き豚が入った豪華な一杯になっています。地元産のジャガイモを使った「ジャガサラダ」も人気メニューのひとつ。串物はどれもウマいですけど、雲仙らしさを求めるなら「雲仙ハム」がおすすめですよ。
田中さん:魚介類はその日に仕入れるので、手書きのホワイトボードに書いて掲示しています。今日の刺身はヒラス、サーモン、マグロ、水いか、地ダコ、タチウオ…。そうそう、馬刺の注文もよく入るそうですよ。ドリンク類もビール、日本酒、焼酎、ハイボールなど豊富。獲れたての海鮮をアテに地酒で一杯…なんて楽しみ方もできるのが弁天の大きな魅力だと思います。
田中さん:かつて、小浜港と対岸にある長崎市の茂木港は航路で繋がっていました。長崎からは雲仙の温泉を求めて多くの観光客が蒸気船に乗り込み、橘湾を横断していたそうなんです。その交流の中で自然とちゃんぽんの食文化が根付いて行ったことが小浜ちゃんぽんのルーツだと言われているんですよ。…と、そんな話をしていたら注文していた「小浜ちゃんぽん定食」ができたようですよ。
田中さん:ありがとうございます。ちゃんぽんスープは鶏ガラと豚骨の割合を半々くらいでミックスしているので、まろやかながらあっさりしているのが特徴。弁天では〆にちゃんぽんを頼む人もいるくらいなんですよ。セットで付いている餃子は自家製のもの。餡にキャベツ・にら・玉ねぎをたっぷりと入れているので、肉の旨味と野菜の甘さを堪能していただけます。
田中さん:リーズナブルでウマい弁天は地元の常連さんが多いですからね。かくいう私もしょっちゅう小浜チャンポンや刺身の盛り合わせを食べに来ています。スタッフもお客さんも良い意味で距離が近いので、小浜タウンホテルをご利用のお客様からは「すごくフレンドリーなお店で楽しい時間を過ごせました」なんて感想をいただくこともあるんですよ。
田中さん:T-ROOMはお酒と歌が楽しめる明るい雰囲気のカフェバーとして2019年にオープンしました。ケバブサンドやピザ、パスタといったフードからカクテルなどのドリンクまでメニューは充実。90分飲み放題のFOOD&DRINKプランや貸切プランもあるので宴会にもご利用いただいています。グループやカップル、ご家族で楽しい時間を過ごしていただければと思います。
今回の記事では小浜タウンホテルの姉妹店である「お食事処弁天」、そして「カラオケカフェバー T-ROOM」を紹介しました。
それでは最後に「弁天」と「T-ROOM」の店舗情報です。
■お食事処弁天
住所:雲仙市小浜町北本町866-8
電話:0957-74-5016
時間:17:00~25:00(不定休)
住所:雲仙市小浜町北本町866-8 2F
電話:0957-74-2233
時間:20:00~26:00(月曜定休)
取材・執筆/Komori Daigo
長崎県雲仙市小浜町北本町877-6 ( Google MAP )
営業時間:
チェックイン15:00、チェックアウト10:00
TEL: 0957-74-3590