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暮しを楽しむの手帖
Qookai#2 毎日、同じおいしいを届けるために

諫早市幸町の住宅地にある元ステンレス工場を改装して誕生したヨーロッパ食堂「Qookai」。
2022年7月にオープンして約5か月にも関わらず、多くのお客様が訪れおいしい料理に舌鼓を打っています。

Qookaiはランチタイムとディナータイムの2部制。ランチタイムはピザやパスタはもちろんメイン料理をお肉・お魚から選べるA・Bセットをはじめとするコースメニューが充実。ディナータイムはアラカルト中心で、サラダ、アヒージョ、お肉、お魚、パスタ、ピザ・・・。豊富なフードメニューに加えてデザートやアルコールも用意しています。そんなQookaiのメニューについて、坂井友美さんにお伺いしました。

絶品!ほっぺたとろける薪焼きの本格ピザ

キッチンの中にある大きなピザ窯が印象的ですね。

坂井さん:ありがとうございます。薪で焼くピザ窯で一番のこだわりなんです。美味しく焼けるのももちろんですが、薪の香りが生地に移っていい感じになります。

そんなピザ窯で焼いたマルゲリータをご用意してくださったので、いただいてみたいと思います。(もぐもぐ)・・・表面はこんがり焼けているのに生地がモチモチですね!
チーズもおいしくて何枚でもいけちゃいそうです。

坂井さん:この「マルゲリータ」のほかに、釜揚げしらすとアンチョビを乗せた「チチニエッリ」や「はちみつとブラックペッパー」は人気の定番ピザですね。季節のピザも用意していて、今は洋ナシとゴルゴンゾーラのピザなどを用意しています。

このピザと並ぶQookaiの看板メニューがパスタです。

坂井さん:主人がイタリア人にパスタのコツを習ったんですが、感覚的なことしか教えてくれなかったんです。なので、例えば、お湯に入れる塩の量に関しても試行錯誤を繰り返して一番おいしくなる分量を導きだしていきました。

まさに職人という感じのご主人ですね。

坂井さん:主人が良く言っているのは「料理の誤差をなくすことが自分の仕事だ」ということ。天気や気温、湿度、お客様の感覚・・・、それらは毎日違うもので、どんな料理でも同じ状態では作れない。だからといって「仕方ない」と思うのではなく、「お客様に食べていただくからには」という気持ちで毎日同じおいしい食事を当たり前に出したい、というのが主人のポリシーだと感じています。

ヨーロッパの食堂という誰でも気軽に入れるお店でありながら、味については妥協しないというご主人の料理人としての姿勢が感じられます。

坂井さん:肉料理や魚料理も基本的にはヨーロッパの家庭料理をコンセプトにしているので、煮込み料理やハーブをたっぷり使った焼き料理が多いですね。あとはハンバーグも人気で、ランチのハンバーグセットはピザに負けないくらい注文があるので、ぜひ召し上がっていただきたいです。

画像はInstagramより

料理は主人の担当、私は接客の担当です、と話す坂井さん。独立する前は多様な事業展開を行う飲食系の会社で、料理にパン、クレープ、お菓子とさまざまな事業に携わり調理を学んできたご主人の料理とファッションの最前線・東京でアパレルショップに務めていた坂井さんの接客は、来店するお客様のおなかもこころも満たしているようでした。

次回は、レストランとしては珍しい「ワンコ同伴OK」にした理由について伺います。お楽しみに。

■Qookaiへ車でお越しの際は「tabe baco」正面入口スペース}
または「tabe baco」向かいの黒田月極駐車場No35、37、38、40に駐車をお願いします。

※取材・執筆/Komori Daigo

INFORMATION
Qookai

長崎県諫早市幸町13-17 ( Google MAP

営業時間:

●ランチタイム:11時半〜14時半(金曜はディナーのみ) / ●ディナータイム:17時半〜22時(予約可) / ●定休日:毎週木曜・第2月曜

TEL: 0957-51-7792

TABE BACOインスタグラム:https://www.instagram.com/tabe_baco/?hl=ja