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暮しを楽しむの手帖
ホテルグランドパレス諫早#4 100年経っても帰ってくる場所であり続けたい

故人の在りし日を偲び、思い出を語り合う法要の場としても利用されている「ホテルグランドパレス諫早」。新型コロナウイルスによる新しい生活様式が推進される中、ホテルでの法要・法事のスタイルも少しずつ変化がみられるようです。

今回はそんな「ホテルグランドパレス諫早」の法要について営業部課長の谷崎広志さんにお話を伺いました。

故人に想いを馳せる時間を過ごす、というおもてなし

故人を偲ぶ法要で接遇するうえで大切にしていらっしゃることはありますか?

谷崎さん:故人様・ご親族様のお気持ちを寄り添うことを第一に考え、参列者の皆様へのおもてなしを行うことです。お客様にしっかりと寄り添うというベースはどんな場面でも変わりません。法要であったり、ブライダルであったり、宿泊であったり、場面に応じてお客様が気持ちよくお過ごしいただけるように接遇することが大切だと考えています。

法要や法事を取り仕切る施主を初めて経験する、というお客様にとって谷崎さんのようなスタッフはとても心強いと思います。

谷崎さん:施主様やご親族の方がわからない部分がなんなのか”をしっかり確認しつつ、押し売りのような勧め方はしないように心がけています。サポートするスタッフも法要の経験が豊富なメンバーがそろっていますので、安心しておくつろぎいただけると思います。

法要のおもてなしのひとつが料理だと思うのですが、ホテルグランドパレス諫早の法要ではどのような料理が人気なのでしょうか。

谷崎さん:法要の会席料理は4種類。季節の食材を中心に魚料理をメインにした「和食懐石」、和食をベースにフレンチの魚料理・肉料理を楽しめる「和洋懐石」、お箸で楽しめるフレンチ料理「洋風懐石」、本格フレンチコースの「洋食正餐」があります。一番人気は精進料理のテイストでお肉料理が楽しめる「和洋懐石」。年齢問わずご好評いただいています。

では次に会場についてお伺いしたいと思います。館内で法要に利用できる会場をご紹介ください。

谷崎さん:年忌法要・回忌法要・精進落とし等で読経からお斎まで列席者の人数に応じて様々なお部屋を用意しています。会場には祭壇を設営することも可能。読経する宗派にあわせて祭壇を作りますし、仏教だけではなくカトリックにも対応しています。

感染症対策として「新しい生活様式での法要」にも取り組まれています。

谷崎さん:コロナ以降、法要のスタイルは大きく変わったと思います。家でお経だけあげたり、お寺で解散したりといった方も増えています。そこで、ホテルとしてはご自宅やお寺での法要にホテルのお料理をお届けすることに取り組んでいます。また、当ホテルを法要会場にご利用いただくお客様で会食を控えたいという方には、読経の後にお斎ではなくテイクアウト料理をお渡ししてご自宅で召し上がっていただけるように対応しています。

かなり柔軟に対応していらっしゃるんですね。それでは最後に、谷崎さんが思う「ホテルグランドパレス諫早」の展望や目標をお聞かせいただけますか?

谷崎さん:「諫早のホテルとして存続し続けたい」ということですね。創業から35年以上が経ち、多くの方にホテル、レストラン、ブライダル、法要・・・といろいろな場面でご利用いただきました。100年経っても帰ってくる場所であり続けられるような、そんなホテルになっていけたらいいなと思います。

昭和に創業し、平成、令和と地域とともに年月を重ねてきた「ホテルグランドパレス諫早」。時代が移り変わっても、世代が変わっても「居心地の良い、とっておきの場所」として愛され続けるために、今日もお客様ひとりひとりに寄り添っています。

※取材・執筆/Komori Daigo

INFORMATION
ホテルグランドパレス諫早

長崎県諫早市宇都町3-35 ( Google MAP

TEL: 0957-24-3939

URL:https://hotel-grandpalace.jp/