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夜になると色とりどりのネオンが輝く大村市の本町エリア。JR大村駅から徒歩圏内という好立地にスナックやバーといったナイトスポットが軒を連ね、ほろ酔い加減の人々で賑わっています。
そんな本町エリアで営業する「スナックJUN」も大村のナイトシーンを支えるお店のひとつ。オーナーママを務める中尾智子さんが切り盛りする店内では、談笑したりカラオケを歌ったりとお客様が思い思いに過ごしています。
整骨院で働きながら2011年に店を引継ぎ、オーナーママとしてとして10年以上に渡って運営してきた中尾さん。平成、令和と大村のまちをカウンターの中から見つめてきた彼女に、スナックJUNのこれまでとこれからについてお話をお聞きしました。
智子ママ:そうですね・・・。いろいろありますけど、衝撃的だったのは年明け早々に盗難被害にあったことかな。年末年始の売上、伝票、通帳、釣銭、全部持っていかれて。パトカーもすごい台数きて「新年早々大変なことになっちゃったぞ」と思いましたね。でも、落ち込んでいても仕方がないので、次の日から営業を再開したんです。
智子ママ:ありがたかったのは、その状況を知ったお客さんたちがみんな飲みに来てくれたこと。被害にあった年末年始の売上って相当な額だったんですけど、良いボトルを入れてくれたり、いつもより多めに頼んでくれたりしたことで、5日ほどで取り返すことができました。あの時は人情のあたたかさ、人との繋がりの大切さを再確認しましたね。
智子ママ:ウチも休業要請・外出自粛で売上は3分の1ぐらいに減ったかな。そんなコロナ禍でも通ってくださったお客様には本当に感謝しかありません。あと、6年くらい前までは昼間に整骨院にも勤めていたので、その技術を活かしてとシェアサロンに登録したんです。先の見えない不安の中、二足のわらじで頑張ってきた経験が本当に役に立ちましたね。
智子ママ:外出自粛で自宅飲みに慣れた方が多くなったのか、お一人当たりの来店頻度は少し減ったかな。あとはお客さんの層。企業など大人数でのグループ利用が少なくなった代わりに、新規の方が増えました。
智子ママ:あとはタクシー。深夜帯に営業していない会社が増え、なかなかつかまらなくなってしまった。だから、夜の街に活気が戻ってきたといっても、みんな公共交通機関が動いているうちに帰ってしまう。代行サービスを呼んでも1時間待ちという不便さにコロナの影響の大きさを感じています。
智子ママ:やっぱり、この先もこの店を長く続けていくことが最優先。そのためにも店を任せられる人を育てることが大きな目標かな。それと新規顧客の開拓。すでに来てくださっているお客さんが「知り合いを連れてきたい」と思うような、居心地の良いサービスと空間を提供し続けていきたいですね。
「ウチのお客さんは年齢も幅広いし多種多様なので気軽に足を運んでもらえれば」と話す智子ママ。彼女の明るく飾らない人柄に、ついつい長話をしてしまうというお客様も多いよう。かくいう記者もインタビューでのやりとりが楽しく、時計を見るとあっという間に1時間が立っていました。
ちなみに、スナックJUNでは大人数での貸し切りにも対応。会社やグループでの二次会や親戚の集まりなどに利用されることも多いそうなので、これから迎える夏休み・お盆シーズンや年末年始など大勢でワイワイしたいという時は、智子ママがいるスナックJUNがオススメですよ。
そうそう、スナックJUNの店内ではハンドメイドのイヤリングやブレスレットなどの可愛らしいアクセサリーが展示販売されているのですが、実はこれ、智子ママが趣味で作っているもの。奥様に買って帰る男性もいるほどクオリティが高いので、興味のある方はぜひご覧になってくださいね。
取材・執筆/Komori Daigo
長崎県大村市東本町379-7 ひまわりビル1F ( Google MAP )
営業時間:
20:00~25:00(不定休)
TEL: 07084349380