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暮しを楽しむの手帖
旬彩丹波#2 地元食材を使った家庭料理を彩り豊かな器に乗せて

「旬彩丹波」は2003年に八代市中心部の閑静な住宅街で創業しました。伝統的な日本家屋を改装して作られたゆったりとくつろげる座敷、桜や紅葉など四季折々の表情を見せる庭園・・・。そんな丹波の魅力の1つが心のこもった手づくり料理です。

「調理は基本的に板前さんが2名で行っていて、小鉢の家庭料理をパートの皆さんが作っています。ランチもディナーも豆皿が多いですが、昔からお客様にたくさんの種類を食べていただきたいとこのスタイルを続けてきました」

そう話すのは2代目の浜田愛子さん。ご自身は創業当時から接客担当ということですが、信頼する厨房スタッフが20年以上続く丹波の味を支えています。今回は八代市民の胃袋を掴んで離さない「旬彩丹波」の料理についてお話を伺っていきますよ。

優しくて上品な家庭料理は主婦の技です

一度の食事でいろいろな料理を味わうことができる旬彩丹波。料理へのこだわりを教えてください。

浜田さん:基本的に料理は厨房のスタッフにお任せしていて、メインも小鉢も極力かぶらないように調理。ウチは常連さんが多いので、1つの料理にアレンジを加えながら派生させているんですよ。

小鉢の種類も豊富ですよね。これだけを準備するのは大変だと思います。

浜田さん:厨房のパートさんたちが酢の物やきんぴら、煮物など小鉢用の料理を事前に作り置きしておくんです。だから冷蔵庫の中はいつもいろんな料理が詰められたタッパーでぎっしり。季節の食材を使った優しくて上品な家庭料理は主婦の技だと感じています。

食材もできるだけ地元のものを使う地産地消。

浜田さん:地元で採れたものを扱っている直売所で仕入れたり、野菜を作っている親戚に持ってきてもらったり。料理の中でも力を入れているのは八代の特産品を使ったアユの甘露煮とトマト料理。特にトマトは地元で採れたものを使ってケチャップまで手作りしているんですよ。

そんな料理とともにお客様の目を楽しませているのが色彩豊かな器です。

浜田さん:創業当時から「料理にこだわるからには盛り付けるお皿にもこだわりたい」という想いがあり、ずっと母と一緒にいろんな器を集めてきました。お皿ひとつでテーブルの彩りがガラリと変わる。料理と同じくらい器を楽しみにしているお客様もいらっしゃるくらいなんですよ。

ランチもディナーも大満足の内容だと思います。

浜田さん:ありがとうございます。ランチは税抜2,000円~、ディナーは税抜3,000円~でご予算に合わせて対応しています。前菜、刺身、天ぷら、肉料理、魚料理などを提供しているコースを食べたお客様からは「丹波さんは料理の出すぎて嬉しかばい!」と声をかけていただいたこともあるんですよ。

浜田さんがお客様をおもてなしする際に心がけていることはなんでしょうか?

浜田さん:大切にしているのは、お客様においしく料理を召し上がって気持ちよくお帰りいただくこと。いらっしゃった方おひとりおひとりに感謝と誠意を持って接することで「丹波に来て良かったな」と感じていただく。だからこそ笑顔で丁寧な接客を心がけていきたいと思います。

手間ひまかけた手づくりにこだわった家庭料理が味わえる「旬彩丹波」。完全予約制でランチは11時~14時、ディナーは17時~21時30分に営業しています。ランチは2000円(税抜)~、ディナーは3000円(税抜)~の受付で1000円毎に内容を変更可能。飲み放題コースも5000円(税抜)からご用意しています。

また、テイクアウトの弁当や鉢盛も注文可能。お客様のご予算に応じて美味しい手作り料理を用意してくれます。法事やお祝い事にも対応してくださいますので、ぜひお電話で相談してみてくださいね。

取材・執筆/Komori Daigo

INFORMATION
旬彩丹波

熊本県八代市緑町12-5 ( Google MAP

営業時間:

昼11:30~14:30/夜17:00~22:00(月曜定休※祝日の場合は営業)

TEL: 0965-34-2188