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雲仙岳をはじめとする雄大な自然に囲まれた雲仙温泉。約30の地獄から絶えず吹き上げる噴煙と硫黄の香りを眺めながら食事や甘味をいただくことができると旅行客から人気を集めているのがお土産&お食事処「やらやらサパン」です。
2階のイートインスペースにはテーブル席、掘り座卓席(畳)、テラス席が設けられており、ゆったりと過すごすことが可能。和モダンの落ち着いた空間で、地産地消や手作りにこだわった料理を堪能できるとお客様から好評をいただいています。
そんな「やらやらサパン」で観光客の皆さんは一体何を召し上がっているのか。雲仙に来たらぜひたべてほしい人気のやらやらグルメを、店長の江口真佐代さんに教えていただいちゃいましたよ~。
江口さん:一番人気は「地獄そうめん」ですね。島原エリアの特産品・そうめんを温かいスープで食べる島原の郷土料理。観光名所である雲仙地獄の湯けむりをイメージした白濁色のスープは、出汁とそうめんの塩味だけで味付けした素朴な味わいです。
江口さん:通常の地獄そうめんのほかにバリエーションとして「肉そうめん」と「焼きそうめん」もご用意しています。焼きそうめんは汁物ではなく、ペペロンチーノ風に仕上げた当店オリジナル。地獄そうめんを食べたことがある方にもぜひ食べていただきたい一皿です。
江口さん:おにぎりに使用しているのは雲仙市千々石町の棚田米。雄大な雲仙岳がもたらすミネラル豊富な湧き水と昼夜の寒暖差が大きい環境で育てることで甘みと粘りのあるお米になるんですよ。塩、梅、鮭、鯛塩、鮭節の5種をご用意しています。
江口さん:お団子は「焼きみたらし」「あんこ」「きな粉」の3種類。団子はもちろん、みたらしのタレも手作りしています。こだわりはお客様にご注文いただいてから網焼きすること。少しお時間をいただきますが、焼き目をしっかりつけることで香ばしさとモッチリ感の両方を味わっていただけるんですよ。
江口さん:あとは「蒸したまご」も人気。高温の蒸気で蒸し上げるので、プルンとした白身としっとりした黄身が特徴で塩をかけて食べると最高です。テイクアウトも可能なので、大人買いしていくお客様もいらっしゃるくらいなんですよ。
江口さん:夏場にはかき氷も販売しているので、涼みがてら2階で甘味を楽しまれるお客様も多いですね。そうそう、暑い時期は「雪解けそうめん」もおすすめ。かき氷機で削った氷をそうめんに乗せたメニューで、山盛りの氷にめんつゆをかけて食べるんです。さっぱりとした味はもちろん、写真映え・動画映えする一皿なのでぜひ一度注文してみてくださいね。
ひと通りインタビューが終わると、江口店長から「せっかく雲仙までいらっしゃったんだから何か召し上がっていきませんか」とのお言葉が。ご厚意に甘えてフードメニューの中から「地獄そうめん」「お団子3種」「千々石棚田米おにぎり」をいただくことにしました。
まずは、出汁の香りが食欲をそそる地獄そうめんから。スープがしっかりと絡んだそうめんをすすると口の中にやさしい味わいが広がります。椎茸やネギのアクセントもGood。棚田米のおにぎりと地獄そうめんのスープの相性は抜群で、動き出した箸が止まりません・・・!
最後にデザートでお団子もパクリ。3種類どれも美味しく甲乙つけがたし・・・。個人的には網焼き団子の香ばしさをより感じることができた、焼きみたらしがお気に入りでした。雲仙温泉にお越しの際はぜひ「やらやらサパン」のイートインスペースで島原の味を堪能してみてはいかがでしょうか。
取材・執筆/Komori Daigo
長崎県雲仙市小浜町雲仙319-3 ( Google MAP )
営業時間:
9:00-18:00(水曜定休)
TEL: 0957-53-5837