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暮しを楽しむの手帖
ピッコロピアット#1 キャリア20年以上の料理人と海の見えるイタリアンレストランの不思議な縁

長崎県の中央に位置し、湖のように穏やかな波が海岸に打ち寄せる様から「ことのうみ(琴の湖)」とも呼ばれる大村湾。夕方になるとエメラルドグリーンの水面にオレンジの夕陽が映えるスポットとしてもSNS等で人気を集めています。

そんな大村湾をテーブルから眺めることができる絶好のロケーションにあるのが「ピッコロピアット」。今年(2023年)10月にオープン20周年を迎えた、地元・大村で愛され続けている海沿いのイタリアンレストランです。

そんな名店の店長を今夏から勤めているのが筒井一幸さん(47歳)。料理人として20代から九州各地のホテルで磨き続けてきた腕前を存分にふるい、お客様の舌を楽しませています。筒井さんの料理人人生をお聞きしていくと、ピッコロピアットとの不思議な縁を感じることができました。

陽気にワイワイと楽しめるカジュアルさがまちのイタリアンの魅力

筒井さんが将来の夢として料理人を意識したのはいつ頃なのでしょうか。

筒井さん:子どものころから料理が好きで、気が付いたら料理人になろうと思っていました。地元は平戸市(長崎県)だったのですが、高校を出たら調理師専門学校に進学。専門学校を卒業した後は九州のいろんなホテルでイタリアンをメインに経験を積みましたね。

調理師にとってホテルは花形の1つですね!どんなホテルで料理を作っていらっしゃったんですか?

筒井さん:北九州プリンスホテルやハウステンボス、ルークプラザホテル(長崎市)、松浦シティホテルですね。ホテルの厨房で働いていた期間はあわせて20年以上。全国展開をしている企業からリゾート、地場のホテルまでさまざまな厨房で働けたことは私の大きな経験になっています。

ずっとホテルの料理人として働いてきた筒井さんが、まちのイタリアンレストランで働こうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか。

筒井さん:ホテルでは主に洋食を調理していたこともあって「活魚をやってみたいなぁ」と思うようになったんです。それで和食の世界へ飛び込んだのが44歳の時。和食と洋食では魚のさばき方や調理方法は全然違って、刺身やら船盛やらを作るのは楽しかったですね。その後も肉屋で働いて解体の仕方や部位の特徴について学びました。

向上心とチャレンジ精神がすごい・・・!

筒井さん:それと並行して知り合いのイタリアンレストランを手伝ううちに、「自分もまちのイタリアンレストランをやってみたい」と思うようになりました。そんな時にこの店で働いている後輩から声をかけてもらったことで心が固く決まったんです。

なんて不思議なタイミング。神様が「ピッコロピアットで料理を作れ」と言っているかのようですね。

筒井さん:実はピッコロピアットがオープンした20年前、知り合いがオープニングスタッフだったこともあって一度食べに来たことがあったんです。その時の印象は「地元のものを使った料理や海が見えるロケーションが素晴らしい店」。それから20年経って、今度はお客様をもてなす側としてこの場に立っていることに不思議な縁を感じています。

これからの目標を尋ねると「少し落ち着いた雰囲気の店内でいろんな方が陽気にワイワイと楽しめるカジュアルさもこの店の魅力の1つ。20年もの間、紡がれてきたピッコロピアットの味を大切にしつつ、私のスキルや経験を活かした料理をお客様に提供していきたいですね」と筒井店長は微笑みます。

実際に、人気メニューの1つ「ビーフステーキ(120g)」のソースは筒井さんのお手製。野菜をたっぷり使った醤油ベースのソースは少し甘みがあり、脂のりがよく柔らかいサーロインとの相性が抜群。思わずライスが食べたくなる味わいなので、ぜひ皆さん注文してみてはいかがでしょうか。

取材・執筆/Komori Daigo

INFORMATION
ピッコロピアット

長崎県大村市西本町479-22 ( Google MAP

営業時間:

月・水・木・日/11:00~15:00、17:30~21:00
金・土・祝日/11:00~15:00、17:30~22:00
※火曜定休

TEL: 0957-48-5582

URL:https://piccolopiatto.owst.jp/