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熊本県八代市横手新町
平日でも予約で満席になるほど、八代市民から圧倒的な支持を得ているイタリアンレストラン「ピアットコジマ」。2015年の開業から10年を経た現在も、女性客を中心に「ちょっと贅沢なランチを楽しめる場所」として親しまれています。
そんなピアットコジマのランチタイムを彩るのが、オーナーシェフである小島賢大さんが腕によりをかけて作る「パスタランチ」(税込1,800円)。3種類の「本日のパスタ」からお気に入りのひとつを選び、サラダ、フォカッチャ、デザートとともに楽しめる人気メニューです。
なんと今回は、実際にパスタランチを実食!旬の恵みがぎゅっと詰まった「地元やさいとベーコンのペペロンチーノ」をチョイスした記者が、一皿ごとに驚きが隠されたピアットコジマ流ランチの魅力をたっぷりと食レポします。

小島さん:ありがとうございます!レタスや水菜といったシャキシャキの葉物に、輪切りの大根を添えて、自家製のオリーブソースで仕上げています。その周りには、しっとり仕上げた鶏胸肉のハムやビネガーソースで和えたひよこ豆と玉ねぎをトッピング。単なる付け合わせのサラダではなく、一皿でいろんな味わいを楽しめるアラカルトのような一品を目指しているんですよ。
小島さん:実はこれ、僕の同級生が八代市内でやっている「ブーランジェリージタン」というパン屋さんのものなんです。最初は自家製にしようかと考えたんですけど、ジタンのフォカッチャを食べた瞬間に「あ、これには勝てないな」って痛感しちゃって(笑)。本職の完成度を私が片手間で超えることはできません。「餅は餅屋」ということで、信頼できるプロにお願いすることに決めたんです。

小島さん:まさに「野菜を食べるパスタ」がテーマですからね。春キャベツ、ブロッコリー、菜の花、ミニトマト、レンコン…。地元で採れた旬の野菜を中心に、茹でたての細めのパスタ(スパゲッティーニ)と、旨みたっぷりのベーコンで和えています。
小島さん:そう言っていただけると嬉しいです。ランチタイムはお客様をなるべくお待たせしたくないので、茹で時間の短い乾麺のスパゲッティーニを使っているんです。クイックに提供しながらも、美味しさ、見た目の美しさ、そして野菜とパスタのボリュームバランスが完璧につり合うように、工夫を凝らした一皿なんですよ。

小島さん:基本的には季節ごとですね。やっぱり、旬の食材を一番美味しい状態で食べていただきたいですから。実は、私が作っている料理ってベースとなる形は片手で数えられるくらいなんですよ。そのベースに「今、何を加えるか」で枝分かれさせていく感じで新しいパスタを考えるので、開発に時間はほとんどかからないんですよ。
小島さん:ちょっと変わった例えかもしれませんが、パーツを組み合わせて作るプラモデルに近い感覚かな。共通のボディ(ベース)に対して、その時々の旬のパーツ(食材)をどう組み込んでいくかを考えていく…。パーツを入れ替えたり、新しい組み合わせを試したりすることで、同じベースからでも全く新しい、驚きのある一皿が生まれるんですよね。

小島さん:今日のデザートはイタリアの定番、自家製ティラミスです。厨房で丁寧に手作りしているので、ぜひゆっくり味わってください。
小島さん:デザートは日替わりで、ティラミスの他にもシチリア伝統の「カッサータ」やプリン、ムースなんかもお出ししています。サラダ、フォカッチャ、パスタ、デザート、そして食後のお飲み物。お腹も心も満足して帰っていただける内容になっていると思いますので、ぜひ八代でのお昼時に楽しんでいただけたら嬉しいですね。

ピアットコジマのランチタイムでは、今回ご紹介したパスタランチのほかに、より贅沢な時間を過ごせる「ランチコース(税込3,300円)」も提供しています。内容は、前菜盛り合わせから始まり、スープ、選べるパスタ、さらにお肉またはお魚のメイン料理、フォカッチャ、デザート、お飲み物。新鮮な地元食材を主役にしたシェフの遊び心溢れるコース料理となっています。
平日でも予約が絶えないその理由は、最初の一口を運んだ瞬間に、誰もが確信を持って理解できるはず。一度訪れれば、きっとあなたもその魔法にかかってしまうことでしょう。
次回は最終回。小島シェフが抱く料理人としての信念とこれからの「ピアットコジマ」が描く未来の展望について、詳しくお話を伺います。
取材・執筆/Komori Daigo

熊本県八代市横手新町14-15-1 ( Google MAP )
営業時間:
lunch 11:30~15:00(13:30ラストイン)
dinner 18:00~22:00(20:00ラストイン)
※日曜定休
TEL: 090-6426-4305