キーワード検索

閉じる

暮しを楽しむの手帖
non-ki #4 変わりゆく諫早の街とともに。夕暮れから愉しむ「ハッピーアワー」とスポーツ観戦で広がるバーの新しい形

長崎県諫早市永昌東町

今、大きな変革の時を迎えている長崎県諫早市。2022年の西九州新幹線開業に伴う駅周辺の再開発に加え、半導体関連企業の進出や大型商業施設の建設が進行しており、各所で交通・インフラの整備が進んでいます。

そんな進化を続ける街の空気感に寄り添い、本明川沿いに佇むバー「non-ki」もまた、新たな一歩を踏み出そうとしています。数年前から導入したスポーツ観戦のスタイルに加え、2026年3月からは開店時間を大幅に早めた「ハッピーアワー」をスタート。時代に合わせて柔軟に変化し続ける店主・福島俊一さんに、これからの展望を伺いました。

夕暮れの一杯が街を元気に。17時開店で提案する新しい夜の過ごし方

2009年に居酒屋からバーにリニューアルして17年。最近始めた新しい取り組みがあるそうですね。

福島さん:ええ。ここ数年、長崎はV・ファーレン長崎(サッカー)や長崎ヴェルカ(バスケ)といった地元チームの活躍ですごく盛り上がっていますよね。その熱気を皆さんと共有したくて、2年ほど前から店内のモニターでスポーツ観戦を楽しめるようにしたんです。

お酒とスポーツ、相性が良さそうです。どんな競技が人気ですか?

福島さん:基本的には「見たい!」というお客様がいらっしゃるときにオンデマンドで流しています。地元チームの試合はもちろん、プロ野球や海外サッカーを楽しみにされる方も多いかな。「本格的なスポーツバー」というよりは、お酒を片手にのんびり応援できる、大人の観戦スタイルですね。

さらに、今年(2026年)3月からは営業開始時間を早めると伺いました。

福島さん:そうなんです!これまでは夜8時オープンだったのですが、夕方5時に前倒しして「ハッピーアワー」を始めることにしました。これまでは2次会や3次会として使っていただくことが多かったんですが、これからは仕事帰りの最初の一杯を、もっと気軽に、本格的なウイスキーで楽しんでいただけたらいいなと考えています。

なぜ今、夕方からの営業をやってみようと思われたのでしょうか。

福島さん:実は、近くで長崎県県央振興局の新しい庁舎建設が進んでいて、この諫早駅前エリアを歩く方がもっと増えるだろうなと思ったんです。街が新しく生まれ変わっていく中で、早い時間から明かりが灯っている店があれば、少しでも街に活気が出るんじゃないかなって。

夕暮れ時から飲むウイスキー。なんだか贅沢な響きです。

福島さん:いいですよね(笑)。街の姿が変わっても「寛げる大人の居場所」というnon-kiの想いや役割は変わりません。ハッピーアワーでお得に楽しんでもらうのもいいし、スポーツを見て熱くなるのもいい。ここに来れば誰かがいて、美味しいお酒があって、ホッとできる…。そんな街の止まり木のような場所であり続けたいですね。

最後に、読者の皆さまへ一言メッセージをお願いします!

福島さん:忙しく働く現代人にとって、バーという場所はオンとオフを切り替える「余白」のような存在なんじゃないかなと思っています。夕暮れ時の早めの一杯から、夜更けのじっくりとした時間まで。お一人でも、お仲間とでも、肩の力を抜いて遊びに来てください。皆さんの笑顔にお会いできるのを楽しみにしています。

「街が変わっていくのは寂しさもありますが、それ以上に楽しみなんです」と外を眺めながら明るく語る福島さん。歴史あるバーの風格はそのままに、時代のニーズを軽やかに取り入れる柔軟さこそ、non-kiが長く愛され続ける理由なのだと感じました。

2026年3月から始まるハッピーアワー。夕陽が本明川を黄金色に染める頃、non-kiの扉をそっと開けてみてください。そこには、変わりゆく街の景色を愉しみながら、変わらない温かさで迎えてくれる店主と極上の一杯が待っています。

取材・執筆/Komori Daigo

INFORMATION
non-ki

長崎県諫早市永昌東町13-14 ( Google MAP

営業時間:

17:00~26:00(不定休)

TEL: 0957-21-0421