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長崎県雲仙市小浜町雲仙
旅の大きな醍醐味といえば、その土地ならではの「食」との出合い。「雲仙温泉青雲荘」では、島原半島の豊かな風土が育んだ山海の幸を、心を込めた会席料理で提供しています。
雲仙の麓で育った豚肉や長崎和牛、近海で獲れた新鮮な魚介類、そして愛情たっぷりに育てられた伝統野菜。生産者の想いをつなぎ、お客様に「美味しい」を届ける青雲荘の食事のこだわりについて、営業課主任の猶塚雄斗さんにお聞きしました。

猶塚さん:季節の移ろいを料理で感じていただくことを最も大切にしています。例えば、今年(2025年)の夏季のデザートには雲仙茶を使ったオリジナルシロップのかんざらしを提供し、「最後の一滴まで飲み干せる」と好評でした。このように旬の食材を取り入れ、その時期にしか味わえない美味しさを提供するよう心がけています。
猶塚さん:メインの料理にはできるだけ長崎県産の食材を使用しています。基本となる「雲仙彩り会席」では雲仙の麓で健康的に育てられた雲仙活き活きポークを寄せ鍋や陶板焼きで、「長崎和牛と旬彩会席」では長崎和牛をしゃぶしゃぶなどでご提供。また、魚介系の料理も橘湾や有明海などできるだけ近海で水揚げされた新鮮な地物を使っています。

猶塚さん:雲仙・長崎ならではの料理を味わってほしいからこそ、当館が大切にしているのは、農家や両市など地場の生産者さんとのつながり。例えば、雲仙には「雲仙こぶ高菜」や「雲仙赤紫大根」といった伝統野菜がありますが、「こういう料理を作りたい」と直接ご相談し、野菜を仕入れています。生産者の愛情たっぷり新鮮野菜と長崎の自然が育てた長崎和牛のマリアージュは当館の自慢のひとつです。

猶塚さん:個人的に魚が好きなこともありますが、「ガンバ(アラカブ)の唐揚げ」は印象深い一品でしたね。こちらも「季節の特撰会席」の揚げ物として提供したのですが、姿揚げにしているので見た目のインパクトが大。地元鮮魚店から仕入れていたので何より新鮮で、淡白で上品な白身と丸ごと揚げることによるサクサク食感が美味しいとお客様も大変喜ばれていました。

猶塚さん:そうなんです。木目を基調とした温かみのあるデザインの広々とした空間となっていますので、落ち着いた雰囲気の中で夕食や朝食をゆったりとお召し上がりいただけます。
猶塚さん:はい。個室の宴会場をご利用いただける宴会プランをご用意しており、宿泊・日帰りを問わずご利用いただいています。ご家族での集まりや喜寿のお祝い、自治会・会社の忘新年会など、さまざまなシーンで対応可能。カラオケ機材もご用意していますので、美味しい料理を食べながら賑やかなひとときをお過ごしいただけます。

猶塚さん:当館の個室宴会場は5部屋ございます。一番広い宴会場の「みやまきりしま」は30~50名様でご利用いただけるので、大人数での同窓会や忘新年会・歓送迎会などに最適。雲仙の豊かな土壌で育った野菜、水揚げされる種類日本一の新鮮な魚介類、豊かな自然が育まれたお肉…。親しい方々と一緒に地場の食材を使った青雲荘自慢の会席料理をご賞味ください。
猶塚さん:はい。昼間は会議を行い、夜はそのまま宴会という使い方も可能です。マイクやプロジェクター、スクリーンの貸出も行っており、普段とは違う環境で会議を行うことで新しい発想が生まれるかもしれません。また、宴会プランのお客様限定で無料送迎(長崎方面・大村方面)をしておりますので、お気軽にご相談いただければ幸いです。

生産者と顔を合わせ、地元の食材を積極的に取り入れる。その姿勢からは、地域への深い愛情とお客様に「本物の長崎の味」を届けたいという熱意が伝わってくるよう。もちろん、その食へのこだわりはお客様が出発する前に召し上がる朝食にも表れています。
「朝食は基本的に和定食で、できるだけ手作りの料理をお出ししています。また、定食に加えてハーフバイキングもご用意。地元・雲仙の豆腐屋さんが作った冷ややっこを並べるなど、朝から地元の味を楽しんでいただけるよう工夫しています」
旬の味覚を堪能する会席料理はもちろん、大切な人たちと集う宴会の場としても温かいおもてなしで迎えてくれる青雲荘。次回はそんな青雲荘が守り続ける「おもてなしの心」と、これからの展望についてインタビューしていきます。
取材・執筆/Komori Daigo

長崎県雲仙市小浜町雲仙500-1 ( Google MAP )
TEL: 0957-73-3273